リーマンショック以来の急激な円高・ドル安トレンドが、今年に入って少し反発し小康状態にあるように見えます。
かなり有能そうなオバマ新大統領に対する期待感と、どう覆い隠そうにも隠しきれない日本政府の無能・無策ぶりが、世界のマネーを円売り・ドル買いに向かわせているとか、いないとか?
おかげで、超安値圏にあった輸出関連株のブレイクアウトで、一足早く給付金をマーケットから受け取ったデイトレーダーも少なくないと思います。
まさか麻生さんの無能ぶりが、円安という形で日本経済に貢献するとは、お釈迦様でも予想できなかったのではないでしょうか?
かなりのブラックジョークです。
しかし、くどいようですが、サブプライム問題を契機とした世界的金融危機の衝撃は、まだまだこれからが本番の可能性が高いです。
それは単に最近出版された、今回の金融危機に関する書籍10冊ほどの、ほぼ共通する結論であって、私が実地に調査分析して歩いたものではありません。
しかし、私みたいな経済のど素人が推測しているのではなくて、著名なアナリストやファンドマネージャーや経済学者の意見が、
「最悪の事態は、これから」
みたいな方向に収束しているとすれば、よっぽど恐ろしい話として理解して頂けるのではないでしょうか?
ですから超割安株(PBR<0.5みたいな)がブレイクしたら、条件反射的に買うのはデイトレなら当然の事ですが、レバレッジ目一杯きかせて週末もホールドなんてのは、勿論大勝する可能性もあるかわりに、即刻退場をくらう可能性もある訳で、十分注意された方が良いと思います。
まあ、そんな事は平常時でも常識であって、ましてやこの恐慌の最中に全力買いしようというほどの猛者の方には、こんな記事の助言は屁のツッパリにもならないでしょうけどね?
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