100年に一度の・・・(最終回)

前回の記事が、ムーディーズが意図的に悪事を働いたかのように感じられたとしたら、私の書き方に多少行き過ぎた点があったかもしれません。

アメリカが何年も景気が良くて(実体経済は別として)、住宅は天井知らずに価格が上昇し続け(後から見ればバブル以外の何ものでもありませんが)、金融機関は「証券化の錬金術」に夢中になっている最中に(とにかく急成長しましたから)、最先端の金融工学を駆使して作られた高度なポートフォリオ理論に基づく洗練された低リスク高利回り商品(今なら怪しいにおいがプンプンしてますが、誰もが夢中になっている最中は、多少の欠点も「あばたもえくぼ」にすぎません)に対して、「ノリ」「AAA」を付けてしまったみたいな事も多分にあるかと思います。

しかし、悪意があったか無かったかなんて、私に言わせればどうでも良いのです。
人様の投資判断に大きな影響を与えずにはおかない世界No.1の格付け企業が、無責任な判断で「AAA」と格付けし、ある日突然「ジャンク(=ゴミ)に格下げした。
つまり、「格付け」を生業とする企業が行った格付けが、実は全く無意味、無価値であったという事。
そしてこの誤った格付けに対して、当のムーディーズが

「判断を誤ってしまって、ごめんなさい」

と言うのではなく、

「私の格付けは、言わば私見程度のものであり、投資家は、自らの研究に沿った投資をして下さい」

と主張している事です。
だったら、そんな会社「とっとと廃業してしまえ」という事になって当然じゃないですか?

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1 個のコメント

  •              
       ∩___∩ 
       | ノ      ヽ   
      /  ●   ● |  //ヽ 
      |    ( _●_)_ / /  | 悪意があったに
     彡、   |∪|    { 〔 ̄()クマってるクマ 
    / __. ヽノ|.__ { ~| ̄お手盛りで格付けあげて 
    (___)    Е)  \\_/  あぶくゼニ稼いどいて 
     |       /|~|      ̄   つごーが悪くなるとシカトこく
     |  /\ \~         つぶれてクマえ!
     | /    )  )    
     ∪    (  \
           \_)

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