とりあえず疾病が無いのであれば、そのまま漫然と日々を過ごすのではなく、何かしら目標を持って体を鍛える事をお奨めします。(病気の場合は自分で治そうとしないで、お医者さんのアドバイスに従う事が大切です。)
私の場合、大学を出てからほぼ同じ体重を維持できていたのですが、禁煙して半年後から急激に5Kgも太ってしまいました。
「禁煙すると太る」
というのは本当です。
しかしこれは、煙草という毒物から体が解放された事に対する正常な反応なのであって、これを禁煙をしない言い訳に使ってはいけません。
体重が増加する代わりにあらゆる点で健康レベルがアップしますし、増加した体重はコントロールすれば済む事だからです。
私の場合は5Kg増えてから対応を始めましたが、太る事が嫌なら最初から計画的にコントロールする事も可能です。
体重をコントロールしていく上で(いわゆる「ダイエット」ですね?)まず頭から消してほしいのが「標準体重」という概念です。
標準体重(kg) =(身長(cm)-100)× 0.9
や、
標準体重(kg) = 身長(m) × 身長(m) × 22
等が有名ですが、どこか変だと思いませんか?
筋肉や脂肪の量は人によってまちまちなのに、それらを一切考慮せずに身長だけをパラメーターとして算出しているからです。
標準体重を絶対視すると、体脂肪は平均的な量しかなくても、筋肉が多めの人は「体重オーバー」と見なされ、減量を指示されたりします。
逆に、筋肉が極めて少なくても、脂肪がそれを補って多ければ
「はい、合格! その調子です。」
なんて事も起こります。
数十年も前ならともかく、現代の医療従事者の間でさえこのような誤った認識がまかり通っているのは驚くべき事です。(勿論、ちゃんとわかっている人もいますが・・・)
「標準体重より5kgオーバーだから、なんとしても5kg以上は減量するぞ!」
みたいな考え方は、明らかに間違っているのです。
ダイエットに関心のある人でも、少なくとも半数以上の人は、この間違った考え方からダイエットをスタートしていると思われます。
スタートが間違っていれば、望むようなゴールにたどり着ける訳がありませんよね?
・・・明日に続きます。
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