そうこうしているうちに、MAは更に良い形を強め、大きな利益が狙える相場になっていきました。
東京市場は、値動きが素直なのは良いのですが、ボラティリティは三大市場で最小です。
また、ユーロドルとかポンドドルのように、欧米中心の通貨ペアは、東京市場ではあまり動かず、欧州市場が開場してから動き出す事が殆どです。
従って東京市場でトレードするなら、JPYかAUDが絡んだ通貨ペアを狙うと良いでしょう。
一方欧州市場は、本格的な動きが始まる時刻が東京ほど律儀に決まっておらず、ダマシのような動きをする事も多いのですが、一旦方向性が定まれば、1日24時間の中で最も大きな値幅が狙える市場でもあります。
通貨ペアは「何でも来い」です。(但し、私はUSD、 JPY、EUR、AUD、GBP以外の通貨の事は知りませんので、悪しからずご了承下さい 。)
や、
のような上位足から下位足までのMAが綺麗に順序良く並んだパターンを、しっかりと目に焼き付けておいて、今後その兆候が見え始めたら、又は、その状態の最中である事に気がついた時は、しっかり利益を確保する決意を固めて、集中して取り組みましょう。
既に目が慣れてこられた頃ではないかと思うのですが、MTF_MAは、下位の時間足のチャートで見ても、その素性(4時間足のどのMAなのか?とか、1時間足のどのMAなのか?等々)が直観的に判るようになっています。
同じチャートの時間枠を5分足とか、日足とか、15分足とか、どんどん切り替えても、常に荒すぎず、細かすぎず、環境認識に最適なMAが表示される設定にしています。
以上の事から、マルチタイムフレーム分析を常用するトレーダーにとっては、非常に便利なインジケーターであると感じられるはずです。
私の場合、通常は日本時間の午後8時頃にはトレードを終わる事にしているのですが、上記のようなパーフェクト・オーダーが発生している時に限っては、残業してでも頑張る甲斐がある相場と言えます。
私は主に、東京と欧州の2つの市場でトレードしています。
更に遅い時刻には、指標発表で値が飛ぶ事も多いですし、一人で3市場トレードするというのは、私にはハード過ぎます。
ただ、欧州市場と米国市場の取引が重なる、SessionsEXで茶色の四角の時間帯は、1日の中でボラティリティが最大となる事が多く、極めて短時間の間に、東京市場の1日分を超える収穫が得られる事も少なくないので、とても魅力的だとは思っています。(でも、東京市場の寄付きの素直さも、捨て難いです・・・)
次回「FXを攻略するなら、テクニカル分析はコレで決まり!(7)」につづく。
【MTFMAの各種時間枠チャートでの表示選択一覧】
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