アンケートにご協力頂きまして、ありがとうございました。
この結果と自分のエントリーの方法と比べてみて、どうでしょうか?
第一位はみごと、「売り板に指値をぶつけて買う。」に落ち着きました。
アンケートを取り始めて最初の50票くらいは、三者横一線だったのでかなり意外でしたが、時が経つにつれて票を伸ばし、結局ダントツの結果となりました。
私もこれが一番デイトレに適していると思います。
「成り行き」が少数派であろう事は予測していましたが結果は20%で、予想よりはかなり多かったです。
「成り行き」には少しネガティブな事も書きましたが、それでうまくいっているなら問題ありません。
他の方法に比べてリスクが高い事を承知の上で、好機を逃すまいと成り行き注文を使っているならその意気や良し。
無理に指値にする必要も無いかもしれません。
問題は約30%を占める「買い板に指値して、並んで買う。」です。
この方法でプラスになっているなら別に何も言う事はありません。
でも、もし収支がマイナスなのであれば、このエントリーが原因になっている可能性が高いと思われるので、この機会に今後もこの方法で行くべきかどうか、よく検討されてみる事をお勧めします。
約1年ちょっと前、「トレードのキモ」シリーズの記事を書きました。
「買いやすい株は下がる。売りやすい株は上がる。」
「買える株は下がる。売れる株は上がる。」
「買えた株は下がる。売れた株は上がる。」
という(負け続けの方には)不思議な現象について、それが心理的な盲点に原因があるとし、その理由について説明しています。
しかし、その理由としてエントリーの方法が絡んでいる事について触れる事は、遂にありませんでした。
私の手落ちです。
普段「呼吸」を意識する事が無いように、日々無意識で行っているレベルの事を、記事を書くという顕在意識レベルでは、なかなか思いつけないのです。
しかしその重要性は「呼吸」と同じく、無意識で行われているからといって軽んじるべきものではありません。
上昇する風船を捕まえる時、あなたの手はどう動くでしょうか?
最も確実なのは、風船の上方で手を待ち構えている方法です。
風船の軌道を先回りしていれば、風船が上昇し続けている限りは、確実に掴むことができます。
一方、最も不確実なのは、風船の下から手を追いかけて掴む方法です。
風船の上昇速度が早いほど、つかみ損なう可能性が高くなります。
言うまでもなく、これはエントリーを比喩したものですが、手なら下から上に追いかけられますが、「買い板いに並ぶ」というのは、手のひらを上に向けて(落ちてくる)風船を受け取る行為です。
勢いよく上昇するほど「受け取る」事はできません。
ガスが抜け掛かっているような風船で、上昇の勢いが弱っている場合には「受け取れる」事もあります。
一旦は掴みそこなったけれど、反転して落下してきた風船なら確実に「受け取れ」ます。
この数日、この事をどう説明すれば良いかずっと考えていました。
その結果がこんな説明で恥ずかしいですが、エントリーを考え直すヒントには十分だと思います。
買い板に並んでのエントリーを主にしている方で、なぜか「買えた株は下がる。売れた株は上がる。」と不思議がっている方、原因はそのエントリーにあるのではないですか?
僅か1Tickを惜しむあまり、多くの勝ちトレードが手のひらをすり抜けて行っています。
ポジションを取れたと思ったら、既にしぼんでしまってもう上昇する元気のないものばかりです。
(勿論例外もあるでしょうけど、まさか例外だけででトータルプラスを達成しようなんて思ってないですよね?)
上昇する株を買うというのに、落ちてきた株が買えて喜んでいる場合でしょうか?
このブログの記事としては多少説明不足かもしれませんが、勝ちたいのなら真剣に考えてみるべき課題です。
(補足)
既にプラスを確立している方は、どんな方法であれそれがあなたのスタイルなのですから、こんな記事くらいでやり方を簡単に変えていてはいけません。
ただ「買い板に並ぶ」方法でプラスの方は、より攻撃的なスタイルを検討する事で、利益率が劇的に改善する可能性も「無い事は無い」と思いますよ・・・。
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