デイトレのキモ(脱・日常の金銭感覚編)

日々トレードをしていると、こんな事を感じたりはしませんか?

「買えば下がる、売れば上がるの繰り返し、いったい何が悪いのか?」

一体、なぜだと思いますか?

  • 運が悪かったから
  • 手法が良くないから
  • 銘柄選びのミス
  • 地合が悪かった
  • 嵌め込みにあった
  • 見せ板に騙された

多分、全部違います。
なんだか異常に負けると思ったら、次の事を思い出してみて下さい。

「買いやすい株は下がる。売りやすい株は上がる。」

更にもう一歩進んで、

「買える株は下がる。売れる株は上がる。」

そして、

「買えた株は下がる。売れた株は上がる。」

という事実に。

信じられませんか?

でも、これこそデイトレのキモの中でもかなり重要な位置を占めているのです。


「買えた株は下がる。売れた株は上がる。」

とはまた、なんて恐ろしい事でしょうか?
本当でしょうか?

残念ながら、本当です。
ここまで読んで、「値ごろ感でエントリーしてなぜ悪い」の記事の事を思い出された方は、かなりこのブログを読めてますね。
確かに、それも理由の一つです。

1000円の商品を買おうかどうか迷ったあげく、ついに思い切って

「店員さん、これくださいな。」

と言ったら、店員が

「すいませんお客さん、たった今値上がりしちゃって1100円になりました。
それでも買いますか?」

いえ、結構です!
って言われて、それでも買う人ってまずいませんよね?

「えっあっ、それじゃ、いいです~!」

って、それが人情ってものですよね?

或いはまた、1000円の商品を買おうかどうか迷ったあげく、やっぱり買わないでおこうと決めたところで

「ただ今より、全品10%値引きのタイム・サービスをさせて頂きま~す。」

というアナウンスが流れる。
すると殆ど無意識に商品を掴んで、レジにならんでしまう。

ありますよね?
でも、この超普通な、一般消費生活上の習性を維持したままでは、たとえテクニカル分析の知識を100冊分も持っていても、勝ち組に移る事はできません。

なぜなら、テクニカル分析における「買売サイン」というものは、殆どの場合、この超普通な一般消費生活上の人の習性とは真逆になっているものだからです。

従って、この「超普通な」一般消費生活上の人の習性を温存したままデイトしていれば、必ずテクニカル分析のエントリーサインが出た時に、それに従う事に強い違和感を覚える事になります。
困惑

「えっ、え~? こんな高いとこで買おうなんて、
  俺って頭がおかしくなっちゃったのか????」

ってな感覚です。

その為、真偽を確かめたくなります。
つまりエントリーを躊躇してしまい、全く入れないか、又は、そのまま急騰してしまって、確かにテクニカルサインが正しかった事は確認できたけど、タイミングを完全に逃したところで、高値掴みエントリーをしてしまいます。

デイトレ(スキャルを含む)は、スイングに比べると遥かにエントリーのタイミングが重要であり、シビアです。
なのに、一番大事なエントリーチャンスが発生している、その時に

「???(汗)」

なんてやっていては、「勝てるエントリー」なんて、できるはずがありませんよね?

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