今日は日足パターンが不作でしたので「基本シリーズ」はお休みとさせて頂きます。
記事を楽しみにしてくれていた方の為に、ちょっとだけオマケ記事を書いておきます。
今日の日経225先物のチャートです。
寄りついた位置はかなりヤバいトレンドブレイクの形で陰線必至の状態ですが、そのすぐ下、10150円あたりにある下値支持線が強力な為、なんとか短いながら陽線で引ける事ができました。
私は今週月曜日の後場寄付きで、7月からホールドしていたスイング銘柄を全て売却・利確した(このタイミングはちょっと遅めですが、政権交代の大ニュースがない普通の状態ならホールドしているところです。デイトレとスイングトレでのフンギリの付け方が未だに試行錯誤の状況です。)のですが、昨日火曜日にまた資金の半分近くまで買い戻していました。
別に買うべきサインなどある訳もない状況ですが、日足・週足共に上昇トレンド継続中にノーポジを維持するのも、なかなか忍耐力がいるものです。
ところが今朝は大幅ギャップダウンで、全保有銘柄損切りの体制に入りかけた(実際1銘柄は投げたのですが、その直後に気が変わり、同値で買い戻しています。)のですが、10150円の支持線があった為、そこまでは我慢してみる事にし、結果的には投げなかったのが正解となりました。
週足を見ると基準線が右肩上がりで、今日の終値も+1σの線に腰かけた形ですので、上昇トレンドが崩れた訳ではありません。(日足は、寄り付いた時点でBB基準線割れで上昇トレンド・ブレイクを示唆していますが、週足のトレンドは日足のトレンドに優先します。といっても普遍的絶対ではありませんが・・・)
明日ギャップアップするような事があれば、
のように「ダブルボトム」を形成して、更に上昇トレンドを継続する可能性が高いです。
でも、明日もギャップダウンでの開始となると、下落に勢いのついているところなので、一気に下値支持線を割る可能性が高くなります。
仮に寄付き段階で既に10150円を割り込んでいれば、典型的ダブルトップの完成となり、今度こそ大陰線を覚悟する必要があります。
今日は躊躇したのが幸いした結果となりましたが、明日は素早く断固とした損切りをしなければなりません。
円高はそろそろ止まっても良いレベルまで来ているのですが(22:27時点で92.4円水準)、トレンドは日足・週足・月足がそろって円高傾向にある為、92円割れの可能性もあり、もしそうなれば90円割れまで下値支持線が無く一気にいってしまう危険もあります。
いずれにせよ、明日朝もギャップダウンすれば、今日よりずっと深刻に思われます。
更にその先は「なるようにしかならない」ので、あまり考えても仕方ありません。
良い時もあれば、悪い時もある、それが相場ですから。
上記は、スイングトレのポジションをイメージしながら書きましたが、デイトレーダーにはまた全く別の思惑があるはず。
常に自分の立ち位置も見失うこと無く、一寸先も見えないながらも、少しでも優位性ある行動を心がけたいものです。
こうして書くと長いですが、頭の中ではせいぜい30秒ほどで終わる考察です。
こうした分析にあまり時間をかけても、大して優位性が高くなるというほどの事は無いという事を、蛇足ながら申し添えておきます。
テクニカルの基本的な知識を仕込んだら、あとはパッパッパッと高速でチャートを見て回る訓練をお勧めします。
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