株にせよFXにせよ、デイトレ(投機)にはギャンブルには無い優位性が有ります。
それは「勝てる!」と思う時だけ参加すればよく、「よくわからない?」と思う時には休む事ができる事というです。
ギャンブル、例えば競馬でも、ガチガチの本命なんてのが出てくる時には「堅いレース」というのも有るかもしれませんが、当然そういう時の本命はオッズが低いのであり「勝ちやすいレース」などと言うのは存在しないのではないでしょうか?
もし競馬で生活できている人がいるとしたら、恐らくは「勝ちやすい」レースが区別でき、その時だけ参戦しているのではないかと推測します。
一方のデイトレ、例えばFXだと、三角持ち合いのパターンや支持線・抵抗線のブレイクなど、常に「絶対」は無いものの、「どう考えても買い(又は売り)!」みたいな瞬間は毎日発生しています。
チャンスが毎日発生していると言っても、その頻度は高くはありません。
トレーダーの戦法にもよるでしょうが、1日1~2回程度と言う事もあれば、1時間に1~2回程度という事もあるでしょう。
例えば1時間に1回チャンスが来るとするとすると、エントリーに要する時間はせいぜい10秒程度、残る59分50秒は「待ち伏せ」(資金的には「休み」)という事になります。(スキャルピング的なトレードは、この限りではありません。)
ひたすらチャンスが目の前で開花するのを待ち続けて、その兆しが開始したら迷わずポジションを取ります。
「ポジションを取っていないと、損した気分がする」
なんて人は、投機よりラスベガスがお似合いです。
デイトレで勝ちたければ、ポジションが無い事(休んでいる状態)が既に優位性である事を認識し、「勝てる!」という時だけに限定して参加(勝負)して下さい。
ダマシにもあうでしょう。
利を伸ばそうとし過ぎて元に戻っちゃう事だってあるでしょう。
でも、トータルでは勝てるはずです。
それが投機とギャンブルの違いです。
あなたはこの投機の優位性を日々のトレードで意識できているでしょうか?
(余談ですが、「機」を見て「投」じるから投機なのであって、始終ポジションがないと我慢できないのは、投機ではなくてビョーキです。)
そして、約定した途端に反省しています。殆どは結果もダメな事は言うまでもありません。
こういうのは、勝ちトレードの後が特に多いようです。
また、異なる時間枠のトレンドがピタリと一致した場合、目先の抵抗線の下なのに、つい買ってしまうような事もありました。
「読み」が完成した気になって、ついエントリーしてしまったのですが、これもブタそのものです。
トレーダーの読みなんて、刺身の「つま」程度のものです。
マーケットからのサインという「事実」が出るのを待ち続ける事こそがデイトレーダーの仕事です。
「待つ」「休む」事の優位性は、デイトレーダーがどんなに意識しても、意識しすぎるという事は決してありません。
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