もしエントリーした後に「またビョーキが出ちゃった!」と気付く事ができた時には、その場で直ちに、問答無用で、含み損益とは関係なく、そのポジションをクローズしてしまう事をお奨めします。
「あっ、またやっちゃった~」
なんて思いながらも、利が乗れば「ヨシヨシ、シメシメ」、含み損になってきたら「戻れ~」みたいに、ポジションの行方を見続けているのは、ビョーキから脱する事を自ら放棄してるのと同じです。
これを繰り返すほどにビョーキは慢性化し、治癒が益々難しくなっていきます。
確かに、エントリーした後から振り返ってみると「根拠に乏しいエントリー」と思えるのだけれど、エントリーする寸前までは「今こそ、チャンスだ!」と確信できているような事はままあります。
こういう場合に「せっかくエントリーしたのだから、とりあえず様子を見よう」というのではなく、違反があったと気がついた時には直ちに病根を切除する勇気が大切です。
この考え方をするデイトレーダーは、少数派のハズです。
少数派しかできない事というのは、ほぼ間違いなく優位性が伴います。
間違った行動を起こしながら、それを意思の力で停止させる事なく、結果が出るまで見守って、
「結果オーライ (V^-°)」
だったり、
「やっぱり、ダメだったか~! (;´д` )」
なんて、ブタそのものじゅないですか?
「自分のポジポジ病を治さねばならない」
と考えるのは簡単ですが、本気で治したいのなら、気がついた瞬間に切る事を自分に課して下さい。
これが徹底できれば、慢性のポジポジ病であっても、次第に快癒へと向かうはずです。
更には、エントリーにおいてもエグジットにおいても、何かルール違反をした事に気がついたら、もうその日のデイトレはそこで終了してしまう事を強くお奨めします。
「ルール違反したのに儲かっちゃった。ラッキー!」
もブタなら、
「ルール違反で大損しちゃった。よ~し、気合いを入れて取り返すぞ~!」
というのも、ブタそのものです。
いずれにせよ、ルール違反した直後に新しいトレードを始めるというのは、ルール違反がトレードに対してどれほど悪性の病であるかが、まだよく理解できていない証拠です。
デイトレで自己規律が破れたら即免停!
(少なくとも、当日だけでも。)
それくらい規律違反に対して深刻に受け止める事なく
「ルールを守るぞ!」
なんて考えているだけでは、自分を変えていく事など到底できません。
「今度から」「来週から」「来月から」と、嫌な事だからと先送りにするのは本気力不足です。
最近のコメント