「夜明け前が一番暗い」というのは、ちょっとこのブログ記事のタイトルとしては不適切だったかもしれません。
「デイトレというのはそういう事を考える必要があるのか?」
って思われても仕方ないですよね?
まあ確かに、日本も含め世界の経済についてニュースを読んだり考えてみたりする事は、決して無駄ではないと思いますが、
「デイトレに必要か?」
と問われれば、
「必要とまでは言えない。」
と答えざるを得ません。
オマケPDFテクニカル分析(日経平均編)でも書きましたが、デイトレとは「後出しジャンケン」の技術であって「先を読む事」ではありません。
この点は結構多くの人が勘違いしているところなので、更に誤解を招くようなタイトルを選んでしまった事をお詫びします。
「今後、世界経済はどうなるのか?」
「日経平均は、底を打ったのか?」
「どこで買えば一番儲かるか?」
確かにこういう事を考え続けて、
「予想する事=トレードする事」
といったイメージでトレードに取り組んでいる人は少なくないはずです。
このイメージは、マーケットが発生した初期の時代から連綿と続く、多くのトレーダーにとってスタンダードな考え方です。
トレードの主流が投資行為である限り、これが廃れる事はありません。
しかし、ネットと共に(少なくとも、個人トレーダーにとって)新たに登場した
デイトレにもこのイメージで取り組むというのは、完全な間違いとは言えないまでも、かなりピンとがずれていると言わざるを得ません。
デイトレするつもりであれば、まずテクニカル分析の勉強をして下さい。
日足や分足を眺めて、チャートが「これから、上がり(下がり)ますよ~」というサインを確認してからエントリーするのがデイトレです。
「上がりそう、下がりそう」
という人間の予想行為をデイトレの売買行動の根拠としていては(少なくとも私の理解するところでは)、よほどの天才以外に、マーケットで生き延びる事はできないと思います。
(この「デイトレ」に対する認識は、株であれ先物であれFXであれ、人間が集まって売買しているマーケットでありさえすれば、ほぼ共通です。)
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