上のチャートは、先週木曜日の新日本建設の日足です。
デイトレにせよスイングにせよ、かなり良いパターンです。
更に、いつも通り週足もチェックです。
このチャートは先週金曜日終値までが表示されていますが、木曜日時点でもボリンジャーバンドの基準線(=21週移動平均線)の上にあり、株価トレンドは+1σを挟んで緩やかな上昇トレンドにある事が確認できます。
更に、月足も見ます。
デイトレなら特に月足まで見なくても良いようなものですが、kabuマシーンなら銘柄リストのワンクリックで、自動的に表示してくれているのですから、たとえ「1秒」でも見ておいて損はありません。
月足でもボリンジャーバンドの基準線(=21ヶ月移動平均線)の上に株価が位置している事が見てとれます。
更にボリンジャーバンドの幅が縮小してきているところ(=スクイーズ状態)での、基準線の下から上への突破ですので、大化けも「ありそう」な雰囲気をしています。
日足、週足、月足が揃って「買い」を示唆しています。
分足など見なくても急いで買い注文を出したいところですが、kabuマシーンで既に表示されているので、分足もとりあえず見る事にします。
これは、日足チャートで補助線を引いておいた部分の拡大図に相当します。
当然ながら、木曜日の寄付き位置(赤い矢印の位置)は「思い切りの良い」ところにあるし、その下にある売買高も、ローソク足1本目から「やる気満々」である事を示唆しています。
ここまで「買い」の要素が揃っていれば、よほど買いタイミングを間違えない限りはデイトレでも勝てますし、スイングでも相当有望なエントリーという事になります。
ところが、新日建は私のマイツール(私のデイトレツール)の登録銘柄ではありません。
なので新日建の異変に気付いたのは、デイトレも一段落つきつつあるAM9:40ごろでした。
添付の分足チャートで言うと、赤い矢印から2本目の陰線のタイミングです。
デイトレであれば、こういうタイミングで買ってはいけません。
完全に「遅すぎ」です。
「上髭」を掴まされて損切りになる可能性の高いエントリーです。
でも、私は買いました。
始値から15円も上げた175円でのエントリーですが、スイング前提なら「まだ序の口」に思えたからです。(でも確かに「出遅れエントリー」は否めないので、4000株と超控えめですが、、、。)
当然のごとく、その日はオーバーナイト。
そして翌朝は期待通りのギャップアップとなり、197円までつけました。
デイトレ崩れのオーバーナイトですと、ここで利食っても良いところです。
日足ボリンジャーバンドで+3σを突き抜けてしまっているからです。
日足で+3σを超えていると、90%以上の確率で「出る釘は打たれ」て、少なくとも一旦は上髭になるのがお約束となっています。
しかし、これは「スイングトレ」ですから、日足の+3σ突破くらいで投げたりはしません。
ところが、後場に入ると225先物がその日の始値を割ってきました。
円高が原因です。
個別銘柄のトレンドがどうであれ、先物のご機嫌が悪くなれば話は別です。
ましてこの時は、ドル円が92円割れという節目を下抜けしつつありました。
残念ですが、スイングトレは断念して投げ売りしました。
186円と185円で約定して、差し引き4万円ちょっとのプラスで終わりました。
まあ、どちらかと言えば期待はずれの失敗トレードで申し訳無いのですが、日ごろどういう事を考え、何を見ながらエントリーを決めているかの、ご参考にでもなればと記事にしてみました。
特に分足だけを見て「上がりそう」「下りそう」だけでデイトレしている方は、この記事にあるように、日足を中心に、分足や週足も考慮しながらエントリーの決断をされる事を強くお勧めします。
最近のコメント