前回の記事を書いてから今までに起きた主な「良いニュース」は2つ。
(1)原油が明確に100ドルの下値支持線を割り込み、更なる石油の値下がりがほぼ確実になった。
(2)メリルリンチに買い手がついて、 とりあえず破綻は回避された。
一方で主な「悪いニュース」も2つ。
(1)リーマンの破綻が確定。
(2)AIGが5ドル割れした。
一概に良いとも悪いとも言えないが、少なくとも株価にはマイナスなニュースが1つ。
円安トレンドは完全に崩壊した。
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前回の記事を書いた時点で、リーマンが5ドル割れ=「破綻も止む無し状態」になっているにも関わらず米株の指数は軒並み「下げ止まり」を示唆する形になったので、米株市場がリーマンの破綻を相当織り込んだと思ったのですが、その観測は甘かったという結果となりました。
米国の企業破綻で過去最大であったワールドコムの負債総額=約5兆円に対し、今回のリーマンの負債総額は軽く10倍を超える60兆円超という事で、超ド級負債額の前に、米株の市場参加者の観測能力が麻痺していたと推測できなくもありません。(私の読み違いを言い逃れするつもりはありませんが・・・)
しかも今度は、前回の記事を書いた時点で10ドル以上あったAIGの株価が5ドル割れを起こしており、もしAIGも破綻となった場合には、リーマン・ショックを遥かに凌ぐAIGショックが全世界市場を見舞う事は避けられません。
更に前週末に比べて4円近い大幅円高!!
12000円の支持線を明確に割り込んだのですから、今度は1万円割れも視野に入れたトレードとならざるをえません。
しかし「円高=株安」という構図は(いろんな意味で)、そろそろ見直されても良いという気はしてます。
原油バブル崩壊と合わせて、日本株が見直される可能性はまだ残っていると思っています。
まあどんな環境であれ、デイトレは読んで字のごとく毎日がその日暮らしですから、世界の金融システムさえ生残ってもらえれば、それ以上は何も望む必要はないのですが・・・(ただ、今日みたいな大きなギャップが続くと流石にあがったりですが・・・)
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