宝くじを買うと、なぜか当たりそうな気がしませんか?
もし当たったら・・・♪
いろいろ夢が膨らんでしまいます。
可能性は低いとしても、購入した以上、当たる可能性はある訳ですから。
「買わなければ当たらない。買えば当たる可能性がある。」
これが宝くじ好きの人の論理です。
確かに間違いではありませんが・・・?
10枚連番で3千円出して宝くじを買ったとすると、それで1億円が当たる確率は、およそ7万回に1回程度です。
7万回に1回という事は、毎月1回必ず3000円分を購入するとしても、
5千年に1回当たるかどうか?
といった程度の確率です。
中国4千年の歴史を全て生き抜いて毎月宝くじを買い続けても足らず、更に千年間上乗せしてようやく
「1回当たるかどうか?」の確率です。
こう考えると、明らかに「期待しすぎ!」ですよね?
人間の脳は確率を数字として正確にイメージする能力が低く、喜ばしい事は実際の確率よりも遥かに起こり易く感じる傾向があります。
(逆に、嫌な事は自分にだけは起こらないように感じる傾向もあります。)
宝くじは別に否定も肯定もするつもりはありませんが、大した根拠もないのに、ついついポジションを取ってしまう傾向があるトレーダーは、自分が何を目指してデイトレしているのか、しっかり点検してみる必要があると思います。
宝くじで破たんする人はあまりいませんが、相場で破たんする人は毎年相当数いると想像されるからです。
【デイトレーダーは、なぜすぐブタに戻ってしまうのか?(5)】を読む
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