「自分だけは大丈夫」は人間の本能である。
と書きましたが、実際これは「正常化の偏見」とよばれる災害心理学の用語にもなっており、災害時に陥りやすい人間の心の傾向としてよく知られています。
正常化の偏見とはつまり、危険であることは頭で理解できても、それが自分にふりかかるとは思えず、早い段階で避難をする判断ができない心理状態を指します。
早い段階での判断ができなければ、損害規模は大きくなります。
ハードな部分もさることながら心理状態による行動如何で、損害規模が大きく左右されてしまいます。
このような心理状態は、災害時だけではなく災害前にもいえるのではないでしょうか。
「自分は災害に遭うはずはないのだから対策する必要はない。」
このような心理状態では、自分で自分の身を守るための事前対策を取ることはしません。。
蛇足になる事はわかってましたが、災害時の心理学が、あんまりぴったりトレードの心理学に当てはまるのが面白くて、ついご紹介しちゃいました。
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