懐かしい本が出てきました。
この本にもお世話になりました。
1999年初版ですから、日本ではデイトレ黎明期にあたります。
立派に「古典」ですね。
テクニカル分析では米式の「バーチャート」を使った解説で、ちょっと古さは否めませんが、「基本」は今も昔も変わらない事が、改めて認識できます。
デイトレにおける心理面での記述も、今改めて読んでみると、なかなか面白い。
すんなりと頭に入ってきます。
デイトレの心理的障壁のいくつかを解説している部分があるのですが、その中の一つを紹介しておきましょう。
「完璧である必要はない。単に優秀であれば良いのだ!
優秀であることが結果を生み、完璧であることが病気を生む。」
まさに「至言」です。
人間である限り、誰一人、完璧になる事なんかできません。
そんな事、言われるまでも無く分かっているはずなんですが、なぜかザラ場では「完璧」を求めてしまいがちです。
勝ったり負けたりを繰り返しながら、トータルでプラスになっているなら
「十分に優秀」
です。
どんなに勝率が高くても、たまの「大損」でごっそり持っていかれてるようなら「完璧病」を疑ってみて下さい。
「エントリーの躊躇」なんてのも「完璧病」の気があります。
もう古い本である事には違いありませんから、買う必要はありません。
(買っても損は無いとは思いますが・・・「Used」で十分です!)
ただ「完璧病」については、認識されておいた方が良いと思ってこの記事を書きました。
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