後講釈、できてますか?(2)

米株やアジア株が堅調な回復トレンドにあるなか、日本株だけが取り残されています。
PBR<1の銘柄がゴロゴロしていて、割安感が強い事は誰にも解っているのです。
でも外国人に、なかなか振り向いてもらえません。
いくら割安でも、「日本の未来が買えない」と断定されているという事です。
その理由はいくつかありますが、筆頭は政治不信ではないでしょうか?
日本人も外国人も、政権交代には一縷の望みを感じていたはずです。
でも今や、その望みは「やっぱりな~」という失望のため息に変わりつつあります。

なんて暗い状況が続いていますが、デイトレーダーにとってはどうって事ありません。
たとえ日経平均がトレンドを失っている日でも、常に市場には超強気の銘柄もあれば、超弱気の銘柄もあり、それらの一番おいしいタイミングを狙って売買すれば良いからです。
さて、前置きはこれくらいにして、早速「三菱UFJ(8306)」の日足チャートを見てみましょう。
三菱UFJ

MA(Moving Average)もBB(Bollinger Bands )もオシレーターも何も表示させていない生チャートですが、これを「パッ」と見た瞬間、あなたにはまず何が見えるでしょうか?
私にはまず、
三菱UFJ2

のように、赤丸で示した3つの安値と、それらにほぼ共通した支持線です。
ほぼ同じ安値から反発する事が2回続けば「ダブルボトム(高値の場合はダブルトップ)」と呼び、支持線近辺で買えば、反転していく場合が多いです。
このチャートですと、3回続いているので「トリプルボトム」であり、「ダブルボトム」より更に支持線が強力である事になります。
しかし、支持線が見えたからといって、漫然と「安いから買う」みたいな事をしていては、デイトレーダーとは言えません。
朝の寄りついた位置によって、その銘柄の売り方買い方双方の(その日の)力関係を感じとり、ダブルトップやトリプルボトムのテクニカル的な追い風を利用して利益に繋げていくのです。
例えば・・・
三菱UFJ3

これは2009年11月30日の朝、寄りついてすぐの瞬間を再現したものです。
赤い矢印の位置に横線が1本見えますね?(厳密にはTの字)
更に補助線を1本書き足しましょう。

三菱UFJ4

5本分のローソク足の「髭」に支持されたトレンドラインが見えます。
ダブルボトム完成綺麗なトレンドラインのブレイクという強力な買いサインダブルで点灯している訳です。
こういうチャンスを見つけたら、ノータイムで注文画面に直行です。
この日の寄付きは463円です。
前日終値からは20円近いギャップアップ。
ちょっと大きめのギャップで、反落する危険も確かにあります。
案の定、461円まで一旦下りました。
しかし、そこから反転し、再度463円に到達します。

ここで迷わず買えるデイトレーダーになって下さい。
463円の売り板にぶつけて買いますが、あまりにも絶好のチャンスすぎて空振りする可能性はあります。
このチャンスに気付いたトレーダーは、こぞって買いに来ているはずだからです。

461円からの反発の勢いなどにも寄りますが、みすみす空振りに終わらない、果敢な発注が求められる瞬間です。
仮に463円か464円で買えた場合、損切りの逆指値は459円。
支持線が440円にあるからって、律義に440円で損切りする義務なんかありません。
始値が463円で、一旦461円まで下がり、もう一度463円まで上がって、そこから460円を割り込むような事があれば、規模は小さいですが立派な

「ダブルトップ」+支持線割れ(460円)

が起こっているのですから、早く逃げた方が良いです。
で、実際の結果を見てみると、

三菱UFJ5

オーバーナイトしなくても、20円近くの値幅が稼げています。(なんて簡単なんでしょう!!)

「後講釈なら何とでも言える」

と思う方は、そのままそう思っていて頂いて結構です。
確かに後講釈以外の何物でもありませんから・・。
私は、何人にも無理にデイトレを理解して頂こうなんて恐れ多い事は考えていません。
ただ、

「あれれ、実際でも簡単なんじゃないの?」

なんて前向きな人には、もっともっと後講釈(テクニカル分析)の面白さを理解してほしいと思います。
だから、まだまだ続きます。

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6 件のコメント

  • お世話になっております。
    今回の記事には驚きました。
    PDFにして高額販売しても良い内容です。
    しかもトレードの核心的な部分についての記事だと思っています。
    これは書いてもよかったのでしょうか?
    たかやんさんの心境が「具体的な」救いの手を差し伸べようと思われたからなのでしょうか。
    この記事は印刷します。
    私は唯々お気持ちに感謝する以外にございません。

  • そう言って頂くとやはり嬉しいですが、でもそんなに大した内容でもないので、もっとリラックスして読んで下さい。
    今日書いたのは「基礎の基礎」レベルの事です。
    シンプルで理解しやすい基礎にこそ、最も重要な事が詰まっています。
    この記事を読んだって、100人中90人以上は「へ~」「ふ~ん」で終わりでしょう。
    大体そんなものです。
    でも5人ほどの人は事の重要性に気付き、更に書籍等で掘り下げて勉強するのかも知れません。
    残った5人ほどの人には完全に既知の事だと思います。
    なにしろ基礎の基礎ですから。
    基礎の基礎でも、まだしばらくは続きますので、解らない事があれば質問して下さいね。

  • ありがとうございます。
    たかやんさんのお言葉に甘えましてご質問したします。
    ①8306の例では一旦安値を確認してから高値同値の463へ戻ったところで注文ですが、私は高値を確実に超えたというコンセンサスの464で注文していました。
    当然空振りばかりでしたが。
    恐れ入りますが、高値を更新していない463での注文の理由をお尋ね申し上げます。
    ②>仮に463円か464円で買えた場合、
    指し値は滑り止めの464設定なのでしょうか。
    463の売り板にぶつける予定ですが、高値越え1Tの464までは滑り止めで許容するということなのでしょうか。
    ③今回の損切りは寄り付いた足1本の値動きでなされているようなのですが(ダブルトップ)460は直近安値での損切りポイントですが、キリ番という節目で意識されているために割り込んだ459を損切りに設定されたということなのでしょうか。
    私は11月30日のGUでナナメトレンドラインの440で損切りかと考えていました。
    もしも440ならば10月2日安値更新の438でも数円の違いなので良いのかなと思ってしまいました。
    教わった損切りの位置がとても浅いので驚いております。
    ④この度の記事とは質問がかけ離れますが、何卒お許し下さいませ。
    ロットの設定なのですが今でも苦慮しております。
    資金量と平均値幅の兼ね合いで、いったい何株にすればよいのか悩んでおります。
    値動きの小さい銘柄はロットを大きく、値動きの大きい銘柄はロットを小さく程度のことでしか対応出来ておりません。
    尚更に根拠のある数量設定が致したく存じます。
    ⑤前日の予習なのですがお恥ずかしいことに、私はスクリーニングの基本を知りません。
    出来高で振るった後、スライドショーで東証1部の銘柄を数秒送りで見ながらGUとGDすれば美味しいだろうなぁー、という銘柄をピックアップする程度のことしか出来ていません。
    スクリーニングの基本があるとすればどのように学べばよいのでしょうか。
    すみません、私なりに1年間苦しんだ想いが質問で爆発してしまいました。
    何卒ご迷惑にならない範囲でお伝えいただければ幸いかと存じます。
    失礼致します。

  • >高値を更新していない463での注文の理由をお尋ね申し上げます。
    エントリーする時には、強気の時もあれば弱気の時もあると思います。
    この場合は典型的に強気でOKのチャートパターンです。
    だから、始め値に戻ってきた「安値からの反転」だけでも十分と判断しました。
    しかし、高値更新で買う事も正しい選択肢の一つではあると思います。
    >仮に463円か464円で買えた場合、
    >指し値は滑り止めの464設定なのでしょうか。
    これも、強気弱気の程度次第であり、ここで限定するような答えを書くとMさんには足枷になってしまう恐れがあります。
    滑り止めの464でもOKですし、間に合わないと思えば、成行きさえも選択肢に入ってくる「絶好のパターン」です。
    いつでも「成行き」では、どうかと思いますけど、、、。
    買いたい値段で指せるのなら、買いたい値段に指すのが基本です。
    >460は直近安値での損切りポイントですが、キリ番と
    >いう節目で意識されているために割り込んだ459を
    >損切りに設定されたということなのでしょうか。
    その通り。節目は常に意識します。
    460の買板は、相当に厚かったはずです。
    460に設定したら、最初の1000株が460円にタッチしただけで執行されても文句言えません。
    一方、460円の板が割れれば、フンギリもつきます。だからこの1円は、とてもリーズナブルなコストだと思います。
    手動の損切りに自信があるなら、460円の板の喰われ方を見ながら460円で切るという手も当然あります。
    >もしも440ならば10月2日安値更新の438でも
    >数円の違いなので良いのかなと思ってしまいました。
    >教わった損切りの位置がとても浅いので驚いております。
    鉄板の支持線割れにストップを置くのも、当然あり得ます。
    しかしそれは、どの程度の利幅を狙ったトレードをしているのかによります。
    言いかえれば、デイトレかスイングかでも違ってきます。
    デイトレ前提なのに20円もの陰線でも粘る理由がわかりません。
    もしデイトレが前提であるなら「当日の安値割れ」で逃げるのが妥当と思われます。
    もしデイトレが前提であるなら「当日の安値割れ」でも深すぎる損切りと感じる場合は、そもそもエントリーすべきではないトレードだという事です。
    >ロットの設定なのですが今でも苦慮しております。
    >資金量と平均値幅の兼ね合いで、いったい何株にすればよ
    1日にどの程度の数のトレードをしてますか?
    もっと数を絞る事は可能ですか?
    それとも、少なすぎると感じていますか?
    いずれにせよ1日に何回トレードするかを大体決め、その回数のトレードによって買い余力を殆ど使い切るような均等資金配分が理想です。(莫大な資金量を有する人の場合は、別ですけど。)
    勿論これは勝てるトレードを身に付けた人の場合であり、最大値です。
    今はまだ練習中だと思うならペーパーが理想ですし、それができないとしても、心理的な圧力を受けない資金量に抑える事が必要で、「毎日買い余力を100%使わないといけない。」と義務のように考える必要はありません。
    トレード毎の自信の有る無しで枚数を変えるのも「アリ」だとは思いますが、当面はトレード毎に一定の資金量(例えば100万円以内とか)で勝負するのがお勧めです。
    想定値幅によって資金量を調節するのは、現段階ではお勧めできません。
    資金量が大きければ力が入り、資金量が少なければ気が抜けます。
    そういう無益なドタバタは避けて下さい。
    「一定」の部分を増やすほど、変化する部分への対応に神経をより多く使う事ができるようになります。
    投下資金量一定は最良の精神安定剤です。
    >スクリーニングの基本があるとすればどのように学べばよいのでしょうか。
    まず最低でも50銘柄は毎日チャートを見て下さい。
    この50銘柄は、出来高も当然ですが、チャートの綺麗なものを選んで下さい。
    価格帯も、最初は500~1200円程度の間で収まる銘柄に限定するのがお勧めです。
    例えば65円の株と32000円の株を同時にトレード対象とするのは、もっといろいろな事が自動化できるように慣れてからで十分です。
    毎日50銘柄見る事が簡単にできるようになったら、更に二軍の50銘柄を加えて、1日100銘柄見て下さい。
    そして、実際に利益が出せたとか、相性の良い銘柄を一軍に引き上げ、相性の悪い銘柄を二軍に落とす作業を毎日(又は毎週)行います。
    当然一軍を二軍より精査します。
    最終的に毎日200銘柄も見渡す事ができるようになれば、あなたもバリバリのテクニカル・トレーダーです。

  • お忙しい中、貴重なコメントを賜り誠にありがとうございます。
    お答えを読むにつれて思いましたのが、私の過去のトレードは柔軟に対応すべきところを複雑に考え、引き締めるべきところを緩める逆のパターンに陥っているのだということを知りました。
    なぜ逆思考のトレードが身についてしまったのかは分かりません。
    毎日一生懸命下準備をしてからトレードをしているつもりだったのですが、いつの間にか積もり積もって逆の思考が無意識の内に染みついたのだと思います。
    >いずれにせよ1日に何回トレードするかを大体決め、その回数のトレードによって買い余力を殆ど使い切るような均等資金配分が理想です。
    特にこの部分なのですが、私は過去のトレードで「1日中監視してチャンスが5回有り、そのうち3回入れたから結果的に余力をこれだけ使った」というものでした。
    実はトレード数を先に決めることが重要だったのですね。
    全く想像に及びませんでした。
    「投下資金量一定は最良の精神安定剤です」は、なるほど理屈そのものです。
    そういえば以前、均等資金配分の記事を見たような記憶があります。
    現状のトレードはチャートを見ずに信用全力一発トレードをしているので、記事の読み込みがおろそかだったのだと思います。
    今回のたかやんさんのご回答を読んで目から鱗が落ちました。
    1からテクニカルの勉強をやり直します。
    カブマシーンの使い方の記事も熟読ですね。
    早速起動します。
    半年後にはチャートを使いこなしてテクニカルトレーダーに変身したいと思います。
    実は今、家中の大片付けをしております。
    たかやんさんご紹介の金運セミナーに感化されて鋭意実行中です。
    倉庫にしていた2部屋を子供のベッドを置くために、山のような家財道具を一気に捨てました。
    市営の処分場や産廃場を何度も通いました。
    でもまだまだ終わりそうにありません。
    捨てる物が次から次へと出てきます。
    トレードではさしたる値幅も取れませんが、たかやんさんにこのようなご回答をいただけたのも、もしや私にも運が向いてきたのかもと感じました。
    私は今回の件に関しましても、他の稼いでおられるトレーダーからでは明確な回答が得られない貴重なものなのだと考えております。
    たかやんさんのご厚意に改めて感謝申し上げます。
    失礼致します。

  • >なぜ逆思考のトレードが身についてしまったのかは分かりません。
    人間の本能のせいだと思います。
    >実はトレード数を先に決めることが重要だったのですね。
    厳密にトレード数を確定する必要等ありませんが、およその数の見当がついていないと、資金の配分もままならない、というのが私の本音です。
    >現状のトレードはチャートを見ずに信用全力一発トレードをしているので、
    自動車のフロントガラスに目隠しして、カーナビだけ見ながら運転してるような感じです。
    しかもアクセル全開とは!
    >半年後にはチャートを使いこなしてテクニカルトレーダーに変身したいと思います。
    それが良いと確信します。
    >もしや私にも運が向いてきたのかもと感じました。
    いえ、その通りだと思います。
    私がどうこうじゃなくて、板だけ(目隠し)トレードからテクニカルトレードへの転向は、明らかに「開運」の兆しだと思います。
    運というのは、そのようにしてやってくるものなのかもしれませんね?
    >たかやんさんのご厚意に改めて感謝申し上げます。
    どういたしまして。
    チェーンコメントになりますので、本メールには返事せず、早速チャートとのにらめっこを開始して下さい。
    目隠し運転でもなんとかなってたのですから、ちゃんと前を見て運転できるようになれば、凄い進歩・改善が待ってると思います。
    頑張って下さい。

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