いかに「空売可」のデイトレとは言え、やっぱり日経平均が上向きに推移するのは嬉しいものです。
世界のお金が行き場を失って、超割安圏にある日本株に流れ込んで来ているらしいです。(「円高が一休みしたから」とか、この上昇を説明する根拠は他にもいろいろ有るでしょうが、結局は「割安だから」という点では、特に異論も無いかと思います。)
あまりにも菅政権が酷いので、今月に入ってからの上昇にとまどったデイトレーダーも少なくないはずです。
実は、私もその一人です。
日本の舵取り役である菅政権のドタバタを見る限りは、株が上がるなんて、とても思えません。
雇用!、雇用!、って、菅さん本気で言っているのでしょうか?
職安を整備・活性化したり、新卒採用に国家が補助金を払うような愚策で経済が浮揚した国家なんて、人類史上に例が有るとでも言うのでしょうか?
本末転倒、頓珍漢政策の極みだとしか思えません。
それでも、すら、さえ、この上昇です。
正直「超意外!」なんですけど、「それほどに、実は割安なんだ!」という事の証なのかも知れません。
なにはともあれ、テクニカルがどうなっているか、ちょっと見てみましょう。(日経平均の「日足」は、誰が見ても「雲を突き抜けて晴天」ですので省きます。)
まずは、日経平均の週足です。
今まさに、現値が雲に押さえられている格好です。
「やっぱり、ダメか~~?」
勿論、そういう読みもある訳ですが、黒い円で囲んだ部分を見て下さい。
ローソク足を赤い線が「上抜け」しています。
赤い線は、一目均衡表の「遅行スパン」です。
遅行スパンがローソク足を上抜けする時、又は下抜けする時、それがトレンド転換点であるとする見方があります。
では、月足はどうでしょうか?
やはり現値が雲の下に位置するものの、遅行スパンがまさに2008年10月のローソク足の中にあり、上抜けするのも時間の問題のように見えます。
まだローソクの中なのですから、「転換のサインが出た!」と過去形で言う事はできませんが、数年に一度、出るか出ないかの重要サインが、今まさに「出ようとしている」と言う事はできると思います。
例によって、これをあなたのデイトレにどう結び付けるかにまでは言及しませんが、サインに気がついていなかった方は、ご自分でも確認しておかれる事をおススメします。
もはや民主党に期待できる事など何もありません。
菅さんが、今実行できる最善の経済対策は「解散・総選挙」しかないと思います。(菅さんがそんな英断を下せる人とは到底思ってませんが・・・)
日本国内で考えてもそうですが、外国人が日本を評価する上でも、民主党が倒れる事は、プラスにはなっても、マイナスに評価される事は無いはずです。
「首相がコロコロ変わる」というマイナスイメージは更に強まるかもしれませんが、「無能政権が倒れた」=「いくらなんでも、民主党以下の政権なんて、到底有り得ないだろう!」というプラス要素がそれを補って余りあると思います。
あなたはどう思いますか?
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