信越化学(4063)、うまく取れましたか?
(ホールドも、勿論「可」だと思います。)
若干ギャップが大きすぎるように感じるかもしれませんが、13営業日続いた「値幅縮小期間(=エネルギー充填期間)」の直後である事を考慮すれば、さほど過度なものではありません。
それよりは、5200円という心理的な抵抗線を寄りつきでクリアして、
「それでは、これから上げますよ!」
とチャートが意思表示してくれているのを、ぜひ感じ取って頂きたいと思います。
5200円で寄りついてすぐに5220円まで上げながら、一旦5180円まで下落した時は少し「ヒヤッ!」とするでしょうが、寄りついた位置の「絶好度」に比べれば、この程度の下落は十分許容範囲内です。
これが誇張でない事を、もう一度チャートを見る事(下髭の短さ等)で納得して下さい。
利益を出せた方は勿論ですが、うまく乗れなかった方も、なぜ利益が出せなかったかの理由をしっかり後講釈してみて下さい。
(A)つい、様子見してしまった。
(B)「まさか!」と思った。
(C)高値寄りが怖くて手が出なかった。
(D)折角エントリーしたのに、振り落とされてしまった。
等が考えられます。
好機と気付きながら(A)~(C)で終わった方は、「実践を伴わない知識は、無いのと同じ」という事について考えてみて下さい。
トレードで勝つ為に様々な書籍やe-Book等で知識を積み重ねても、或いはチャンスが近づきつつある銘柄・チャートに気が付いていても、それだけではお金になりません。
雑多な知識が寄り集まっただけでは、それぞれが矛盾している事も多くて使い物にならないのです。
経験の中から知識を取捨選択・厳選すると共に、その選んだ少数の知識を実践で使えるレベルに磨き上げる事が欠かせません。
「候補銘柄」も、エントリーすればこその候補銘柄です。
真剣にできるなら、勿論ペーパーでも可能です。
また、
稼げるトレードに限って心理的には強く抵抗を感じるものである事、
逆に言えば、
心理的に抵抗を感じないようなトレードには優位性が少ない可能性が高い
という事を忘れないようにして下さい。
これを意識できているだけでも、かなり違います。
(D)の方は、大変残念な事をしました。
「確実な損切り」を心がけるあまり、日ごろからあまりにも小さすぎる損切りが癖になってしまい、損切貧乏になっているデイトレーダーが一定の割合で存在します。
私の経験からは、スキャルピングトレーダーには何もアドバイスできませんが、少しでも「トレンドに乗る」事を良しとしているトレーダーなら、「しかるべき損切り幅」について、しっかり検討される事をお勧めします。
「深すぎてはいけない」というのは解り易いですが、
「浅すぎてもいけない」と言う認識はレベルが少し高くなります。
でも、稼げるようになる為には不可欠の認識です。
好機を逃さずエントリーできたのですから、「あと一歩!」です。
私の監視銘柄の中では、これが「今日一!」でした。
これもギャップが大きくて怖く感じられるかも知れませんが、年初来高値でもある鉄板の「3800円抵抗線」を一気にブレイクしての「上げる気、満々!」の寄付きが予習で認識できておれば、全く問題にはならないところです。
日経平均が一目の雲を抜けて連騰したのだから、個別銘柄が上がるのも当然という見方もあるでしょう。
追い風が吹いた事は否定できません。
しかし、今日下げた銘柄もあれば、上がったとはいえ日経平均の上昇値幅未満で終わった銘柄も無数にあります。
毎日の予習で手抜きせず、常に最善の候補銘柄抽出を心がけておれば、意に反して負けるとしても小幅で済み、もし追い風が吹けばより大きな値幅を獲得できる可能性が高くなります。
今日はブレイクアウト手法の優位性について、マーケットからも絶好のフォローをして頂きました事もあり、あなたもぜひ多数の銘柄について後講釈し、将来の利益に繋げて頂きたいと思います。
質問などありましたら、お気軽にどうぞ。
最近のコメント