後講釈、できてますか?(8)

信越化学(4063)、うまく取れましたか?
(ホールドも、勿論「可」だと思います。)

若干ギャップが大きすぎるように感じるかもしれませんが、13営業日続いた「値幅縮小期間(=エネルギー充填期間)の直後である事を考慮すれば、さほど過度なものではありません。
それよりは、5200円という心理的な抵抗線を寄りつきでクリアして、

「それでは、これから上げますよ!」

とチャートが意思表示してくれているのを、ぜひ感じ取って頂きたいと思います。
5200円で寄りついてすぐに5220円まで上げながら、一旦5180円まで下落した時は少し「ヒヤッ!」とするでしょうが、寄りついた位置の「絶好度」に比べれば、この程度の下落は十分許容範囲内です。
これが誇張でない事を、もう一度チャートを見る事(下髭の短さ等)で納得して下さい。
利益を出せた方は勿論ですが、うまく乗れなかった方も、なぜ利益が出せなかったかの理由をしっかり後講釈してみて下さい。

(A)つい、様子見してしまった。
(B)「まさか!」と思った。
(C)高値寄りが怖くて手が出なかった。
(D)折角エントリーしたのに、振り落とされてしまった。

等が考えられます。
好機と気付きながら(A)~(C)で終わった方は、「実践を伴わない知識は、無いのと同じ」という事について考えてみて下さい。
トレードで勝つ為に様々な書籍やe-Book等で知識を積み重ねても、或いはチャンスが近づきつつある銘柄・チャートに気が付いていても、それだけではお金になりません。
雑多な知識が寄り集まっただけでは、それぞれが矛盾している事も多くて使い物にならないのです。
経験の中から知識を取捨選択・厳選すると共に、その選んだ少数の知識を実践で使えるレベルに磨き上げる事が欠かせません。
「候補銘柄」も、エントリーすればこその候補銘柄です。
真剣にできるなら、勿論ペーパーでも可能です。
また、

稼げるトレードに限って心理的には強く抵抗を感じるものである事、

逆に言えば、

心理的に抵抗を感じないようなトレードには優位性が少ない可能性が高い

という事を忘れないようにして下さい。
これを意識できているだけでも、かなり違います。

(D)の方は、大変残念な事をしました。
「確実な損切り」を心がけるあまり、日ごろからあまりにも小さすぎる損切りが癖になってしまい、損切貧乏になっているデイトレーダーが一定の割合で存在します。
私の経験からは、スキャルピングトレーダーには何もアドバイスできませんが、少しでも「トレンドに乗る」事を良しとしているトレーダーなら、「しかるべき損切り幅」について、しっかり検討される事をお勧めします。
「深すぎてはいけない」というのは解り易いですが、
「浅すぎてもいけない」と言う認識はレベルが少し高くなります。
でも、稼げるようになる為には不可欠の認識です。
好機を逃さずエントリーできたのですから、「あと一歩!」です。

私の監視銘柄の中では、これが「今日一!」でした。

キャノン
これもギャップが大きくて怖く感じられるかも知れませんが、年初来高値でもある鉄板の「3800円抵抗線」を一気にブレイクしての「上げる気、満々!」の寄付きが予習で認識できておれば、全く問題にはならないところです。

日経平均が一目の雲を抜けて連騰したのだから、個別銘柄が上がるのも当然という見方もあるでしょう。
追い風が吹いた事は否定できません。
しかし、今日下げた銘柄もあれば、上がったとはいえ日経平均の上昇値幅未満で終わった銘柄も無数にあります。
毎日の予習で手抜きせず、常に最善の候補銘柄抽出を心がけておれば、意に反して負けるとしても小幅で済み、もし追い風が吹けばより大きな値幅を獲得できる可能性が高くなります。

今日はブレイクアウト手法の優位性について、マーケットからも絶好のフォローをして頂きました事もあり、あなたもぜひ多数の銘柄について後講釈し、将来の利益に繋げて頂きたいと思います。
質問などありましたら、お気軽にどうぞ。

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8 件のコメント

  • たかやんさん、こんばんは。
    メリークリスマス。
    記事を書いた責任でアンテナ買いとはいえ、多少なりともポジションを持ったからには、たかやんさんにマーケットの女神から「クリスマスプレゼントがあればいいな~」なんて思いながら、記事を読ませていただいていました。
    この後解釈シリーズはたかやんさんの大事な手の内を紹介しているように思えるものですから。
    信越化は私も監視していました。
    ペーパーですが、22日に引き続き今回も小幅ロスカットでした。
    キャノンは私も監視銘柄に入れておいたのですが、寄り直後はトッ散らかってしまい、エントリータイミングを失い、見送り~という状態でした。
    信越化、寄り直後の動きだと「売り」で入りたくなる動きでした。
    ぐっとこらえて押し戻りで始値買いエントリー、ロスカットは9時24分前後の5180まで押したところでした。
    節目と思った5200が2度割れたので撤退してしまいました。
    これを避ける策は何か無いかと考えてみました。
    5180で止まれば「ミニダブルボトムの完成」ということになるのかな?と、ここが割れればロスカットもやむを得ず、割れなければ粘る価値あり、と。
    寄り付き直後に始値エントリーを逃したトレーダーにとっては5180まで押した局面では絶好のチャンス到来となのかな~とも思えました。
    または、もともと日足ベースでブレイクアウトエントリーであればそのような細かいことにこだわる必要もないのでしょうか?。
    長くなってしまいましたが、何かトッ散らかっていることを書いているようでしたら御指摘ください。

  • いつも拝見させていただいてます。
    勉強になる数々の記事ホント感謝してます。
    何点か質問したい点があります。宜しければ
    ご回答いただければと思います。
    4063についてです。
    1、INするタイミングは、寄付きと同時にでしょうか?
    それとも、いくらか上昇した後(もしくは陽線引いた後)
    でしょうか?
    仮に寄付いた瞬間にINする場合、最初いきなり陰線を引いた
    場合の撤退判断は、今回の場合どのようにするとお考えでしょうか?
    2、9:20分頃でしょうか、一旦始値まで戻しましたが、
    仮に始値を割ったらすぐにLCの判断をされるのでしょうか?
    3、本日の寄付きが仮に5250でとしたら、たかやんさんだったらどのような判断をされるでしょうか?
    自分だったら上値を気にしてパスかなと思ったので。
    仮定ばかりで申し訳ないです。
    今後も勉強させて頂きたいと思います。

  • >信越化、寄り直後の動きだと「売り」で入りたくなる動きでした。
    ギャップアップしたところを売りで凹ませて取るというのは、古典的ともいえる方法であり、これで稼げる人が無理に自重する必要など全くないでしょう。
    しかし、私は苦手です。殆どやりません。
    「順張りが良くて逆張が悪い」
    みたいな固定観念が意識の底の方に有って、私のトレード全般を規定しています。
    これから脱却したいとは思ってはいるのですが、、、
    ギャップアップというのは上昇勢いの強さを意味します。
    大きいギャップは、更に勢いも強い訳です。
    大きすぎるギャップを買う事がリスクが高いのなら、逆に売ってみるのが道理ですが、どうも怖さが先に立ちます。
    「順張り頭」なんですね?
    >もともと日足ベースでブレイクアウトエントリーであればそ
    >のような細かいことにこだわる必要もないのでしょうか?。
    トレーダー毎に性格も癖も異なるので、損切りポイントや幅について私が決めつけるような事は云いたくありません。
    ただ、月足を見ても、週足を見ても、日足を見ても、やっている事が全て5分足ブレイクアウトプレーなんだったら、ずいぶん勿体ない事をしている可能性は有ると思います。
    >1、INするタイミングは、寄付きと同時にでしょうか?
    >それとも、いくらか上昇した後(もしくは陽線引いた後)でしょうか?
    (以下は「買い」の場合で「売り」は上下逆です。)
    そのチャートパターンの「絶好度」によって変わります。
    寄り成りでないと置いてきぼりにされると確信するような超絶好のチャンスと思えば寄り成りもアリです。
    (但し、めったにありません。例えばガチガチの強力な上値抵抗線をスッと明確にブレイクしているのに、ギャップ幅はとても小さいような場合、寄り成りで入っても既に支持線がサポートしてくれている訳ですから。)
    でも通常は寄付くまで見守ります。
    そして、下げる事なく上がり始めたら、「追いかけ買い」です。
    この時、置いてきぼりにされる事も有りますが、寄付きから上がっているほどリスクは高いので、熱くなりすぎてはいけません。
    寄りついてから一旦下げれば、それがベストです。
    高値を更新するまで見守ります。
    そのまま寄り値に戻らなければ、利も無い代わりに損もありません。
    但し絶好度によっては、寄り値に戻ったところで買う事もアリですが、少なくとも下ったところで買うのはブタだという事は意識すべきです。
    そんな小さな幅をケチりたくなる程度のチャンスなら、最初から見送る事。
    しかるべき利幅が期待できるチャンスなら、当日の新高値で買うという税金をケチらない事。
    >仮に寄付いた瞬間にINする場合、最初いきなり陰線を引いた場合
    >の撤退判断は、今回の場合どのようにするとお考えでしょうか?
    エントリー時に期待した利幅との相談となります。
    ここで簡単に撤退したくなるようなら、寄り成り時の判断そのものに「欲ボケ」が有ったという事です。
    ギャップアップした場合、寄付きから一旦下げ、そこから上がりだす場合の方が多いですから、この種のトレードに十分慣れるまでは、寄り成りは封じても良いと思います。
    いきなり、あらゆるバリエーションを実践しなければならないという事はありません。
    むしろ自分なりの「得意パターン」を見つけ、それを磨く事を第一としながら、余裕が出てきたら少しづつ手を広げて行くという事を覚えて下さい。
    あらゆる事の「上達」は、この過程を踏みます。
    >2、9:20分頃でしょうか、一旦始値まで戻しましたが、
    >仮に始値を割ったらすぐにLCの判断をされるのでしょうか?
    この場合、当日の安値更新(5170円の板が割れそう)ならばLCも有力だと思いますが、それより上なら、私なら粘ります。
    「利を伸ばす」という事と「リスクを差し出す」というのは、コインの裏と表です。
    >3、本日の寄付きが仮に5250でとしたら、たかやんさん
    >だったらどのような判断をされるでしょうか?
    >自分だったら上値を気にしてパスかなと思ったので。
    それは言えてますね。
    特大のギャップ+上値抵抗線近辺ですからね。
    ただ、寄付きから10以内で分足的にも理想的なパターンを示せば買う場合もあると思います。
    こういう勢いのあるパターンでは、私は売る事など一切考えず、隙あれば買おうと考えています。
    ま、妥当なところは「パス」でしょうけど、、、

  • たかやんさんこんにちは。
    私は、好機と気付きながら(A)~(C)で終わっている場合が非常に多く、よく動く時間帯に手を出さず後悔して、動かなくなってから手を出して損切りになるケースが多いです。
    こんな所で仕掛けるなら何故さっきのマイルールの値で仕掛けなかったんだといつも思います。
    私は今まで、分足ばかり見て日足や週足を見ていませんでした。
    今回たかやんさんの記事を読んで、日足を見て予習することの大切さと好機と気付きながら手を出さないのは気付かないのと同じだということを強く感じました。
    好機には損失を覚悟してマイルール通りの値で仕掛けないといけないと思いました。
    そして、稼げるトレードに限って心理的に抵抗を強く感じると言うことを意識してやっていこうと思います。

  • かずさんのその気付きを、訓練を通してトレードの隅々にまで浸透させる事ができれば、デイトレがハラハラドキドキのギャンブル等ではなく、理詰めのゲームである事が実感できるようになるでしょう。
    既に頭ではイケテル所まで到達できています。
    でも、ちょっと気を抜くと、そういう「マトモな気付き」はすぐに忘れてしまうものです。
    その気付きを紙に箇条書きにしてパソコンから見える所に貼り、毎朝1回読んでみるのはどうでしょうか?
    きっと効果絶大だと思いますよ。

  • お世話になっております。
    本気力を出して頑張っております。
    ところで質問なのですがよろしいでしょうか。
    チャート4063の信越はUターン後の5200でエントリーですね。
    ところでここでの逆指値損切りはどのあたりに設定すべきでしょうか。
    一旦安値の5180を付けていますが、割れの5170では安直すぎるでしょうか?
    キリ番を利用した節目は有効ですが、深くなりすぎる場合も有り怖いです。
    損切り設定につきまして何かコツと申しますか、テクニカルな節目を利用した損切り設定の基本のきなどありましたら、恐れ入りますがご教示仰ぎたく存じます。
    失礼いたします。

  • 私なら5170円をつけたところで切れるよう逆指値するでしょう。ザラバで監視できるなら「5180の買板が無くなる!」と判断したところで5180円の買板にぶつけて売れれば、10円節約になりますが、、、
    損切りのコツというほどでもありませんが、
    「ココを切ったら、多くの参加者が見切りをつけるだろう」
    というポイントを見きわめ(テクニカル的に)、それより一歩速めに切ってしまう事です。
    この例だと、5180円の買板が消えた瞬間がそれですが、その一歩前で手仕舞えれば若干ですが節約できます。
    >キリ番を利用した節目は有効ですが、深くなりすぎる場合も有り怖いです。
    確かにそういう事も言えますが、深い損切りは、それだけ執行される確率が低くなる(=助かる可能性が高まる)訳ですから、あまり神経質に「浅く」「浅く」って考えすぎると、損切貧乏になってしまうので注意が必要です。
    「しっかりルールが守れているのに、なかなかプラスにならない!」
    という人のかなりの部分が、実は単なる損切貧乏である場合が少なくありません。
    「利益はクレクレ!」「損はイヤイヤ!」
    と考えるのは当然ではあるのですが、利益を最大にする為には有る程度以上の幅の損(リスク)を積極的にとっていかねばならない、というのがトレードの鉄則である事を忘れてはいけません。
    リスクを取らない者には、利益も回ってこないのです。
    最適な損切りの位置や幅がどの程度かという事については、トレーダーの精神的な許容量にもよるし、どの程度利を伸ばすトレードをしているのかもまちまちであり、万人共通の最適値というようなものはありません。
    損切りポイントについても、常々「仮説と検証」を繰り返し、自分なりの最適値を「自分で」決めては実戦で試し、調節を繰り返し続けてて行くべきものです。
    難しく考えすぎる必要はありませんが、自分の「損はイヤイヤ」という心を甘やかし過ぎないように注意して下さい。

  • 大変に説得力のあるコメント、誠にありがとうございます。
    やっぱり、たかやんさんは凄いです。
    なるほどと心底納得いたしました。
    >「ココを切ったら、多くの参加者が見切りをつけるだろう」というポイントを見きわめ(テクニカル的に)、それより一歩速めに切ってしまう事です。
    重きお言葉です。
    この言葉をかみしめながらエントリーを考えます。
    今後はやきもきした感じでトレードせずに済みそうな感じがいたしました。
    重ね重ね本当にありがとうございました!!。

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