支持線、抵抗線がランキングNo.1であれば、それらが破れた時、つまりブレイクアウト(水平ライン)がランキングNo.2といのが妥当なところではないでしょうか?
下値支持線があれば「それ以下には下がらないだろう」、上値抵抗線があれば「それ以上には上がらないだろう」という前提でデイトレするのが基本となります。
下値支持線が「堅い」と判断できれは、そこで仕込めば低コストでの購入が可能になるし「上値抵抗線まであと少し」となれば、買いポジションがあるなら、とりあえずクローズです。
基本中の基本ですね。
しかし、マーケットはいつも基本通りに動く訳ではありません。
常に「予想外」です。
あなたが上値抵抗線を見つけたら、他の人も見つけています。
そして基本の通りの想定をしているでしょう。
だから上値抵抗線は上値抵抗線として、機能するのです。
しかし、これが破れたら何が起こるでしょうか?
「あ!」
っと驚きます。
ペーパーでテクニカル分析をしているだけの人なら「あ!」ですが、支持線を信じて買いポジションが下がっても我慢してた人が、その指示線がギャップダウンで割れていようものなら、もっと激しく驚く事になります。
まともなトレーダーなら損切りを決意するはずです。
トレードにおける「優位性のあるポイント」というのは、マーケットで頻繁に発生している「パニック」を敏感に察知し、そのパニックの方向に仕掛ける事です。
多くの初心者トレーダーには、この「パニックの方向に仕掛ける」というのが難しいのです。
スーパーで、それまでずっと980円以下で売られていたものが、ある朝突然に1050円になっていたら、普通は買いませんよね?
とりあえず様子見だし、それで損する事もありません。
しかし、一般消費生活上の習性は、マーケットでは何の役にも立たないばかりでなく、利益と反対の行動に繋がっています。
これについては、既にこのブログで何度も書いている事です。
ポジションを持っていた人が、やむにやまれず、切羽詰った心境で手仕舞いせざるを得ないような状況で、その方向に「スッ」とエントリーできるのが「狼」なのです。
ブタは「割高だ~」と言っては売り、「割安だ~」と言っては買って、常に損してます。
前日のヒゲの中で売ったり買ったりして、それがデイトレだと思い込んでいる人も少なくありません。
はっきり言って、時間の無駄です。
支持線と抵抗線を常に意識し、ブレイクアウトしたら、その方向にエントリーする。
たったこれだけでも、的確な損切りさえ身に付いていれば、トータルプラスです。
マーケットって奥は深いですが、常にシンプルなんです。
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