前回の記事はちょっと当たり前すぎたかな?と危惧しつつ・・・
まず今週月曜日225先物の寄付きのチャートです。
(今日の記事に引用したチャートは、全て今週月曜日の寄り付きを示しています)
この状態を見たら、頭の中は「売り」一色です。
今年最安値(実は3年ぶり安値)で始まったんですから、素直に「売り」を考える事。
こういう時に「安いから買ったら儲かる」みたいなブタな誘惑に負けていてはいつまでも勝てません。
デイトレの基本は「安きを売り、高きを買え」にあります。
まあ、こういう日に買いで稼げる時だってある訳ですが、仮にそうだとしても、このチャートの時点では「買い」のサインはどこにも出ていません。
それでも買いたく感じるのは、あなたが普通の人だから。
で、方針が「売り」と決まったら、予習銘柄から「売り」の候補をチャートに順次表示させて、高速で品定めします。
前日の予習では同じ「売りの候補」であっても、寄り付いた位置によって、値打ちが違ってきます。
これは申し分ない売り候補ですが、ギャップが大きすぎです。
勿論これを売っても稼げる可能性はありますが、リスクと相談してパスとなります。
こういうチャートは、確かに下げトレンドが強く出てるんですが、「下がり慣れ」していて下げに対するパニックが起こりにくいと判断します。
勿論、こんなのでも大幅に下げたりする事もある訳ですが、それをこの寄付きの段階で見抜く事は困難であり、数多い「売り候補」の中の一つとして見れば、「パス」が妥当だと思います。
下げトレンドだけで売りの候補に入れるのは止めた方が銘柄が絞れます。
これは、まあまあ良い寄付き位置です。
前週の安値をキッパリ割り込んで、先週買った人はみな慌てるところです。
ギャップ幅も、「適当」の範囲内です。
一つ難を言えば、800円という大台の少し上で寄り付いているところ。
チャート的には何もなくても、金額の節目は支持線や抵抗線の役目を果たします。
800円のところには大抵の場合厚い買い板が待っていて、下げエネルギーを浪費する可能性があります。
まあ、あまり贅沢を言っているとタイミングを失うので、この程度なら売ってもいいと思います。
これはデイトレの売り候補としては、見本みたいに良いチャートです。
過去30営業日に作られた下値支持線を潔く割り込んでいます。
買いポジを持っているトレーダーには、兎に角「脱出」すべき緊急事態です。
デイトレのチャンスとは、そういう他人の緊急事態にある事を忘れないで下さい。
もう一本下の方に引いた線は、今年年初来安値支持線の位置ですが、そこまで十分な距離があるので、全く気になりません。
950000という節目の少し上というのは玉に瑕(きず)ですが、これくらい他の点が高いと、許せると思います。
これも魅力的ですね。
過去10営業日の支持線9000円を、ちょっと切ったところで寄り付いています。
ギャップが小さすぎると言えなくもないですが、9000円を割ってるところに「サイン」が感じられます。
まさしく売りのサインです。
一旦始値から上がって上ヒゲが出ていますが、逆U字ターンしてきたところで、始値の1Tick下の買い板に売りをぶつけてやりましょう。
空振りさえしなければ、まず負けないトレードができます。
今日紹介した銘柄は、私の監視銘柄から適当に選んだもので、特別な理由がある訳ではありません。
予習の時の銘柄の選別や、寄り付き時点での判断のご参考になればと思って書きました。
とにかく、寄り付きの直前直後が1日でもっとも濃密な時間となるよう、できる事は全てやるつもりで集中してみて下さい。
せいぜい30分ですからね。
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