順張りと逆張り(1)

順張りと逆張りは、何を基準に考えるかで入れ替わる相対的なものです。
従って、

「順張り=トレンドフォロー=正しい」

「逆張り≒ナンピン=>だから、間違い」

みたいなステレオタイプな認識は、初心者の陥りやすい落とし穴だと言えるでしょう。

例えば、オマケでも引用した東プレのチャートで、赤い矢印の位置に寄付いたら、買い方と売り方、どちらに優位性があるでしょうか?
デイトレの技法、順張りと逆張り1

トレンドラインを一本引いてみましょう。
デイトレの技法、順張りと逆張り2

トレンドラインの下に寄付いてるし、 直近6営業日のローソク本体の下でもあるしで、売り方に歩があるように思われます。でも、、、
デイトレの技法、順張りと逆張り3

トレンドラインをローソク足のヒゲの先端を結んで引いたら、今度はトレンドラインの上になっちゃいました。また、前日の安値よりは上ですから、それが支持線になる可能性もあり、こういうのを「絶好の買い場」というのでしょうか?

トレンドラインを引くトレーダーの癖次第で、またちょっと視点を変えるだけで、順張りが逆張りとなり、逆張りが順張りとなる。

だから、テクニカル分析は難しくて訳がわからない ヽ(  ̄д ̄;)ノ

いえいえ、そんな事を言いたいのではありません。
明日に続きます。

「順張りと逆張り(2)」を読む。

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