デイトレ頭とは?(前編)

遂に12000円の底まで割れてしまいました。

予想通りです。

「後出しでなら、何とでも言える」と思った方は、今年1月17日の「どこまで下がる?」の記事を読みなおしてみて下さい。
時間がある方は、デイトレの基礎知識の4を全部読んでみてもいいと思います。

かといって、この予測を自慢するつもりもありません。
なぜなら、種明かしがあるからです。

種明かし、その1
日経平均の月足を見れば、今年の正月に5年間の上昇トレンド終了のサインが出ており、そうなれば直近の山の高さ(18000円-15000円=3000円)と同じだけ深い谷(15000円-3000円=12000円)に落ち込んでも、テクニカル的には妥当である。

種明かし、その2
5年間の上昇トレンドの右肩上がりの勾配と、昨年7月以来の下落トレンドの右肩下がりの勾配とを比較すれば、下落トレンドの勾配の方が遙かに急であり、であるならば、その勢いはテクニカル的妥当下落幅を突き抜ける可能性が高い。

種明かし、その3
種明かし1と2により、12000円を割り込む可能性は高いと予想される。
しかし、12000円にある支持線は、2001年から2005年までの間、支持線として、あるいはまた抵抗線として何度も機能しており、今回の下げもこの支持線に支持される可能性は十分ある。
従って、12000円を割り込む可能性が高いと予想できる(70%の確率)ものの、12000円より上で反発する可能性(30%の確率)も否定できない。

つまり、私はある程度想像はしても、別に何も決めつけてはいないという事です。
12000円を割れても、割れ無くても、どっちも想定の範囲だという事です。
だから12000円割れも、今年の正月の時点で予想した範囲内である、という事です。

どんなに凄いマジックでも、種を明かされれば「なーんだ」ですが、ここまで読んだ方も「なーんだ」と思ったでしょう。
でも、なにもあなたをがっかりさせる為に、わざわざ記事を書いてる訳ではありません。
上記の種明かしを見て、デイトレ的予想の仕方を理解して下さい。
決して、「ここまでしか下がらない」「これ以上は上がらない」のような断定的な予想はしません。
自分の利害とは全く関係無しに、チャートから起こりうる可能性を、偏見なく読み取ります。

そして更に、チャートがサインを出した時だけ、仕掛けます。
サインが出ていない時に仕掛ける事はありません。

例えば先週金曜日、12000円の支持線に接近していますが、最接近はエントリーのサインではありません
ポジションがある場合は、ホールドかクローズかの判断をすべきところではあります。
(例えば、空売りの利益を一旦確定しておくとか。)
エントリーのサインは、支持線を割るか、反発するか、にあります。
今日の場合でいうと12350円より上に寄付けばロングサイド(買い方優勢)、12000円より下に寄付けばショートサイド(売り方優勢)になります。
今日の寄付きで日経先物が「これから下がりますよ~」というサインを出しているのを見逃してはいけません。

以上の事をまとめると、

予想なんてしなくても良い。

と言っても、チャートを見れば人間の頭は自動的に考えてしまうので、それを止める努力をする必要もない。
その代り、予想に偏見を持ち込む事は絶対に避け、ただ将来起こる可能性を全て予想する。

予想を根拠にエントリーは、しない。
常にエントリーは、チャートがサインを出してから。

結局、エントリーはサインを見てから行うので、予想なんてどうでも良いのです。
「明日はどうなる~?!」なんてデイトレーダーの知った事ではないのです。

(補足)サインが出ても、大きなギャップダウンから売りを仕掛けるのには勇気がいりますね。
ですから、できるだけ自分に有利な銘柄で仕掛けるべきです。
その時に必要な選球眼とは??  次回です。

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