支持線・抵抗線、トレンドラインが見えていて、そのブレイクアウトを捉える。
重要度ランキングの1位から3位までの、たったこれだけでも、デイトレで利益を上げ続けて行く事は可能です。
この3つの事とは無関係な方法では儲けられないとは言いません。
既に儲かっている人は、その方法を大切にして下さい。
でも、なかなか儲からないとお困りなのであれば、この3つの事がおろそかになっていないか、自分のトレードを点検してみて下さい。
儲かっていないのに、この3つの事を無視し続けるというのは、私には信じられないほど非生産的な行為です。
石の上に種を置いて「芽が出ない、実がならない」と嘆いているようなものです。
こんな事を読むまでもなく、この3つで頑張っている方も多いと思います。
いくら正しい方法だとはいえ、ダマシにも会いますが、簡単にあきらめてはいけません。
この3つから利益が出せなければ、他のどんな手法を試みてもダメなんだという覚悟で、頑張って下さい。
その頑張りは無駄にはなりません。
この3つをトレードの基本戦略に据える事を決意したら、常にその基本戦略の収益性を高める努力をする事です。
トレードとは、手法を探しまわる事ではなく「これは機能する」と自分が判断した手法をはやく選択して、あとは精進を継続する事です。
トレードに「これでよし!」という事は無いと思っています。
前進する努力を止めたら、後退するしかありません。
スポーツでも何でもそうですが、リラックスする事は大事ですが、それは弛む(ゆるむ)のとは違います。
儲かると人間ですから「弛み」が出やすくなります。
これを防ぐ為には、常に「飢えた狼」(≒向上心)の心を持ち続ける事。
さもないとすぐブタに戻ってしまいます。
これはさすがに、読んだだけで会得するのは難しいでしょうが、まあ覚えておいて損はありません。
さて、ランキング1位から3位までの3つだけでも利益はあげられると書いた直後ですが、ランキング4位をご紹介します。
デイトレにおいて中核に据えるべき基本は3つなのですが、この3つの収益率をより高めてくれるものがあれば、何でも取り入れるべきです。
そして、その筆頭として私が選ぶとすれば、「ギャップ」(=窓)です。
前日引けの価格と、当日寄付きの価格に差があれば全てギャップですが、私の言うギャップは、前日ローソクの本体の一番上より上に寄付くか、一番下より下に寄付くものを言います。
ギャップが空いた方向に仕掛けるのが基本です。
その逆を取るウップスも、本当においしい手法ではありますが、まずは基本のマスターを優先して下さい。
前日ローソクの高い方、及び上ヒゲの上端は、とりあえず一番わかりやすい上値抵抗線です。前日は1日かけて、この上値抵抗線の下側でワイワイガヤガヤと売買が繰り返していたのに、翌日の寄り前になぜか買われて、あっさりとこの喧噪を超越した印がギャップです。
「何かある!?」
よほどの初心者でい限り、こう思いますよね?
前日の値幅どころか、5営業日10営業日かけても、どうしても越えられなかった抵抗線をあっさりブレイクするギャップも稀ではありません。
抵抗線が強力であればあるほど、それをクリアしたギャップの信頼性は高くなります。(これは、トレンドライン・ブレイクでも同様です。)
トレードの収支を安定させたければ、ギャップの活用をお勧めします。
前日の値幅の中で売買するというのは、テクニカル的には根拠の薄い値ごろトレードである可能性が高いのです。
また、ザラバでの抵抗線ブレイクに飛び乗る方法もありますが、形の良いギャップを利用する事に比べると、かなりリスクが高くなります。
ギャップがなぜできたのか?
資金量の大きな確信犯が値を吊り上げたのか?
大衆がこぞって欲望を丸出しにした結果なのか?
それはなかなか分かるものではありません。
そういうわからない事をわかろうと努力する暇があったら、できるだけパターンの良いものを選び出す事に注力して下さい。
1日の平均値幅を超える大きなギャップや、小さくても前日のローソク実体が1日の平均値幅を超えているようなのは、警戒が必要ですので、最初は手を出さないようなマイ・ルールを設定して下さい。
これは、言うまでもなく空売りにも使えます。テクニカルポイントは、ほぼ100%上下対称に有効です。
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