全ての芸事に共通して求められる事は、
「無意識なまま、自動的に体が動くところまで鍛錬する」
だと思います。
- ああしよう
- こうしよう
- あれは駄目駄目
- これは良し
- あれは、どういう意味だったっけ?
なんていろいろと「思考」している間は、まだまだ「練習中」のレベルです。
繰り返しの練習で身につけたパターンを無意識で実行できた時、最高のプレーが出ます。
勿論それは簡単ではありませんが、少なくともあれこれ考えながら動作している間は、
「まだまだ練習が足りない」
という意識が有った方が良いと思います。
宮本武蔵は五輪書の中で、
千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす
と書いています。
毎日朝夕の稽古を1000日続けてやっと鍛錬の始まりであり、30年近くも続けてやっとその道が練(ね)られてくる、というような意味です。
事実彼は30歳までに60戦以上勝負して無敗でしたが、
「それは、たまたま理にかなっていたか、相手が弱かったから」
と分析し、鍛錬を続けて50歳になった頃ようやく、
「兵法の道にかなうようになった」
と述べています。
そう考えれば私のデイトレも、その端緒についたばかり。
まだまだ「思考」との縁は切れませんが、理想を高くもって生き残りたいと思います。
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