予知能力の無い、普通の人間であるデイトレーダーが、
どうやってデイトレする銘柄を選ぶのか?
あなたは考えた事があるでしょうか?
どうもこの点が曖昧なまま、「なんとなく」とか「昨日勝てた銘柄だ」とか「一軍銘柄だから」とか「成り行きで」みたいな感じで、とりあえずエントリーしてみて、出たとこ勝負しているデイトレーダーが少なくないようです。
(テクニカル分析の鉄則3)前日のローソク足の中では、エントリーしない
この記事を読んでいるという事は、多分あなたもテクニカル分析に興味があるのだと思います。
テクニカル分析に興味があるくらいだから、テクニカル分析の優位性を利用して「勝ちたい」とお考えなのでしょう。
であるならば、前日の高値と安値の範囲内に現値がある銘柄にはエントリーしない事です。
現値が前日のローソク足の範囲内に位置している時、テクニカル分析的なエントリーサインは出ないのです。
チャートを描く原動力はマーケット参加者の「儲けよう」とか「損は避けよう」という売買行動を総合したものであり、更に、テクニカル的なポイント(=特にエントリーのサイン)とは、マーケット参加者が揃って「驚愕!」するポイントなのです。
買いにせよ売りにせよ、参加者の、
ギョエ~~ッ!
みたいな叫び声の聞こえてきそうなパターンにこそ、デイトレダーが資金を投下するに足る場面であると言う事ができます。
ですから、現値が前日のローソク足の範囲内でチョロチョロ動いているような時は、その銘柄に関わっている人の殆どが、上がるのか下がるのか半信半疑なのであり、そんな所に更に第三者的なあなたが参加してみても、本人はデイトレしているつもりで手に汗かいているだけで、実際には時間とお金の無駄になっている場合が少なくないのです。
次回は更にサンプルチャートを使って、チャートに残された参加者の「驚愕」のポイントを辿り、なぜそれがデイトレでエントリーすべきポイントなのかを解説したいと思います。
なぜか?
だって、その銘柄にかかわっている参加者の気持ちになってみて下さい。
前日ローソク足の中にあるとはいえ「驚き」がある所には、エントリーチャンスもあるという事です。
でも、トレンドフォロー+ブレイクアウトで収支が安定して上向くまでは、こうした例外の事は忘れていて下さい。
まずは自分のデイトレ作戦をできるだけ単純化し、ザラ場であまり思考しないトレードを目指すべきだからです。
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