デイトレの基本的テクニカル分析(1)

もののはずみというか、記事の流れというか、突然ですがデイトレにおけるテクニカル分析の基本的なポイントをいくつか、解説してみたいと思います。
この連載が全部で何回になるか、今は全く解りませんが、少なくとも3回は続くと思います。
読者の方々のご支持如何によって回数は変動します。


私としては「デイトレの、基本中の基本」であると同時に「デイトレのキモ」と確信している事ばかりですが、これらが「絶対ではない」という事も忘れないで下さい。

「絶対ではない」というのは、テクニカル分析というものが常に「間違える事も有る」という前提の元に初めて機能するものであるという事と同時に、これから紹介する方法とは全く違ったり、あるいは真逆の行動を取る事で勝っているデイトレーダーも、きっといるだろうと言う事です。

だからあなたも、これから紹介する方法を鵜呑みにしないで、しっかりと自分の目と手で検証し、納得できるものだけを自分のデイトレに採用する姿勢を維持していって下さい。

(テクニカル分析の鉄則1)中・長期トレンドに逆らわない

私は、何はさておき、「トレンドに逆らわないトレード」を心がける事にしています。
銘柄は無数と言って良いくらい沢山あるのですから、あえてトレンドに逆らうトレードを仕掛けなくても、いくらでも「トレンドを友」としたデイトレを繰り返す事が可能です。

何をもって「トレンドに逆らわない」とか判断しているかというと、とても簡単な方法があります。
日足チャートに、5日移動平均線(以下5MA)と20日移動平均線(以下20MA)を表示させ、

20MA < 5MA < 現値

の状態にあるものだけを「買いトレード」の対象とし、

現値 < 5MA < 20MA

の状態にあるものだけを「空売りトレード」の対象とするのです。
5MAの値は1週間の平均値、20MAの値は1ヶ月間の平均値を意味します。
これら2本のMAは見ているトレーダーも多く、従って下値支持線・上値抵抗線としても良く機能します。
上記関係式の時に限ってエントリーする事は、自然と中(週)・長期(月)のトレンドに沿っていると同時に、下値支持線の上で買い、上値抵抗線の下で空売る事を意味します。

サンプルチャートを表示するつもりでしたが、今回は止めておきます。

文字だけで十分理解可能だし、あなた自身がこれを実際に確かめてみる事にこそ意味があるからです。
2本のMAを表示させながら、ローソク足の陽線と陰線がどのように絡み合っているか、様々な銘柄をチェックしてみて下さい。


余計な事かも知れませんが、一つだけヒントを紹介しておきましょう。
株価とMA、あるいは異なるMA同士は、接近すると「斥力(反発し合う力)が働き、遠ざかりすぎると今度は「引力」が働くという事です。
(勢いあまって「交差」してしまう事も少なくありませんが、交差が実現してしまうまでは「斥力」があるという前提でチャートを見るようにします。でも交差が実現した後は、今度は今までと逆向きの「斥力」が働いているという前提でチャートを見ます。結果的にはそれらが意味無く徒労に終わる場合もありますが、そういう「お約束」もテクニカル分析の欠かせない要素の一つだと思います。)

この目に見えない「力」を、チャートから感じとれるように訓練して下さい。
というか、単に上記関係式に従う段階の次のステップとして、どういう時にどういうエントリーをするのが効果的か、いちいち頭で「考える」レベルから、チャートを見ただけで「感じとれる」ようになって下さい。


なんだか難しい事のように感じられたかも知れませんが、実際にチャートで見てみれば簡単な事です。

なんだか難しそう?===>なんだ、簡単な事じゃないか!

そういう積み重ねが、デイトレの上達そのものなのです。
手と頭を遊ばせていては、上達はありませんよ。

(補足1)この記事で紹介したのは、デイトレする対象銘柄にフィルターをかけてトレードの安全度を高める事が目的であって、エントリー判断そのものではありませんのでご注意下さい。エントリーの判断方法は、今後の記事で紹介していきます。
(補足2)5MAと20MAは単なる例であって、3MAと10MAとか、10MAと25MAとか、MAの組み合わせは無数にあります。いろいろ試してみて、あなたが「一番使える!」と感じたものを採用して下さい。

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4 件のコメント

  • こんばんは。
    20MA>5MA>現値

    現値<5MA<20MA
    同じじゃないですか?
    ===============================(以下、たかやん)
    ご指摘の通りです。
    ありがとうございます。
    でもこれは負け惜しみじゃなくて、私もご指摘の前に気づきました。
    記事を公開する前にも一応チェックはするのですが、MT4の環境では、一旦公開してから、その記事を見ながら修正した方が、公開前に完璧を期すより、ずっとはかどります。
    どの記事においても、初めて公開してから、少なくとも3~4回の修正を行っています。
    時間にして、公開から30分程度、長い時には2時間くらいかかる場合もあります。
    ですので、公開から間もない記事については、時々ブラウザのデータを「最新の情報に更新」して頂く事をおススメします。
    それでも誤字・脱字・記述の間違いを完全に防ぐ事はできませんので、ご指摘頂く事は大歓迎です。
    これからも、どうぞよろしくお願いします。

    =====================================================
    (2020年4月補足)上記コメントの中に出てくる「MT4の環境」とは、MetaTrader4の事ではなく、MovableType4という、ブログのプラットフォームの事を指しています。
    私がブログを書き始めた頃は、レンタルサーバーを借り、独自ドメインで運営するブログのプラットフォームで最もメジャーなのがMovableTypeだったのです。ダントツでした。
    しかしその後、WordPressが次第に勢力を拡大していき、一気にMovableTypeを抜き去って行きました。
    実際に使う側から見ても、WordPressの優位性は際立っており、私も途中から転向しました。
    現在では、ブログのプラットフォームとしてはWordPressが不動の王座にあり、MovableTypeはほぼ完全にブログから撤退し、CMSに活路を見出しているようです。
    2020年の時代にトレード関連のブログで「MT4の環境」と書いてあったら、ほぼ100%誤解されると思いましたので、補足致しました。
    =====================================================

  • 今日も3回とれました。
    しかし1軍の1番バッターの大京が、5日線を切っていたので空売りしたところ大口が入ったようで、ザラ場でのU字パターンが出ました。
    絶対ではないとはこのことだなと思ってドテンしました。
    ほぼキレイな上昇トレンドなので少し5日線を切ったぐらいではすんなりとは下げない時もあるということですね。
    でも比較的わかりやすいU字でしたので迷わずドテン出来ました。
    ==================(以下たかやん)
    5MAを切っているとはいえ、株価は20MAの上にあり、20MAだけみれば今朝も上昇トレンドの最中です。
    前日の終値より高く始まっているし、164~5円には10営業日前後の下値支持線が、そして163円には20MAが待ち構えています。
    昨年11月2日から始まる上昇レンジの下値トレンドラインも、ちょど20MAと同じ位置にきており、下値は堅いと見る事ができます。
    売りから入るに足る根拠は殆ど有りません。
    と同時に、上には170円という心理的に強そうな上値抵抗線も有り、買う根拠も有りません。
    今日の大京は、寄り付いた瞬間に「パス」確定です。
    1軍の1番バッターであっても、しかるべきエントリーの根拠が無ければ、見送る必要があります。
    「ストライク銘柄がなければ、トレードしない」くらいの意識で良いと思います。

  • とてもよくわかりました。
    現値<5MA<20MAの状態にあるものだけを「空売りトレード」の対象と書いてあるのに、よく読んでませんでした。
    20MAの代わりに25MAではダメですか?
    SBI証券のツールには25MAしか表示されないのですが・・・。
    ==================================(以下、たかやん)
    25MAでも良いとは思いますが、それは他の様々なMAと比較をして、自分なりの結論として選んだ場合の話です。
    今時、25MAしか表示できないような前時代的チャートを使って、まともなテクニカル分析ができるはずもない事に早く気づいて下さい。
    現代の戦争に、竹やりで武装するようなものです。
    オリンピックの100m走に、ワラジで出るようなものです。
    何をやるにせよ、「道具選び」って、とても大切なんです。
    その後の努力の報われ方が、まるで違ってくるのです。
    ツールにトレーダーが合わせているようではダメなんです。
    トレーダーがツールを選ぶのです。
    世の中に選択肢が無いのならこんな事を言っても無駄というものですが、このブログで何度も何度も書いているように、Kabuマシーンという選択肢が有るのですから。
    Kabuマシーンは、使い始めてから翌月の末日まで、1ヶ月以上無料で使えます。
    その間のテストで気に入らなければ、そのままお金を入れなければ、自動的にkabuマシーンが使えなくなるだけの事で、ビタ一文のリスクもありません。
    また、売買までカブドットコムでやる事を薦めているのではありません。
    手数料や利便性等については、ご自分で判断すれば良い事であり、現在の口座で売買を続ける事には何も問題はありません。
    でも、テクニカル分析を根拠に株のデイトレをやる気なのであれば、相応に
    「使えるツール」
    を選んで使う必要があります。
    この点で腰が上がらないようじゃぁ、、、、、、
    これ以上書くと「呪い」になってしまうので、このへんで終わりにします。

  • 先日、年初から良いスタートが切れたと報告させてもらいましたが、昨日、今日半分以上利益を失ってしまいました。
    昨日はGSユアサ、今日はスタンレー電気で負けたのですが、GSユアサは寄りつきは微妙な位置だと認識していたのですが、ザラ場で節目の600円を付けたのでエントリー、スタンレー電気は節目の1600円を超えて寄りついたのでエントリーしました。
    自分としては両方とも優位性があると判断してエントリーしたつもりですが、そうそう思い通りにはいかないものですね。
    今回の「基本的テクニカル分析」の記事でもう一度基礎から勉強させて頂きます。
    =================(以下、たかやん)
    エントリーそのものは、満点とは言えないまでも、間違いではなかったと思います。
    先物の動き次第では、利益が出ていた可能性も十分にあります。
    でも、エントリーする時に「脱出プラン」を持たずに飛び込んではいけません。
    「うまくいく」という前提はありません。
    「理想論」になりますが、「期待」も無ければ「失望」もありません。
    状況に応じて、
    「ああなったら、こうする」
    「こうなったら、ああする」
    というプラン通りのトレードを重ねて、結果として利益が積み上がっている事をデイトレの理想とします。
    うまくいった場合だけではなく、エントリー直後の脱出も想定していなければ、なかなかマーケットで生き延びるのは難しいです。
    ブレイクアウトを取りにいくのと、ウップスやタートルスープは、コインの裏と表の関係にあります。
    どちらかに傾いたら、もう反対側にしがみついていても、損は膨らむ一方です。
    自分と反対側にいる相手の優位性についても、常に意識できている必要があります。
    このブログ内検索で「ウップス」で見つかる記事も、ぜひ参考にしてみて下さい。

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