テクニカル分析って?(1)

今日は、朝から晩までずっとチャートを見てました。
でもこれというチャートにも出会えなかったので、今回は「補助線」の引き方等についてちょっと書いておきます。

「テクニカル分析」という言葉から、なにか難しい事をイメージしないで下さい。
その気になれば、誰にでも、少しも無理しないで簡単にできます。

チャートを見て、単に「上がったり、下がったりしてるな~」って見てるだけだと、この様に見えます。(チャートをクリックすると拡大します。)

デイトレーダーのテクニカル分析

って、ただのチャートですものね。

このチャートから、トレンド、支持線、抵抗線なんかを見えるようにしないと、デイトレの武器としては殆ど機能しません。
で、そういう補助線を引いたものが、これです。

デイトレーダーのテクニカル分析1

5本の直線が見えますが、これによりトレンドや、支持線、抵抗線がわかります。抵抗線がブレイクされると支持線に変わり、支持線がブレイクされると抵抗線になっているのが確認できますね?これが何の事かわからない方がいるなら、コメントで質問して下さい。でも、何かテクニカルの参考書を読んだ方が早いかもしれません。
これらの補助線は、

デイトレーダーのテクニカル分析2

の順番で引きました。別に補助線を引く順番に作法なんてありませんが、この順番が自然だと思います。自分勝手に補助線を引いて、「これで合っているのだろうか?」なんて疑問に思うかもしれませんが、「絶対にこれしかない」という補助線はありません。好き勝手に引いてみて下さい。そしてそれが、支持線、抵抗線として機能していれば、立派に「テクニカル分析」になっています。
始値や終値を基点にするべきか、ヒゲの先端を基点にするべきか、それさえも決まっていません。
私の場合、できるだけヒゲより終値や始値を使うようにしていますが、ヒゲの方が「説明」に都合が良いのであればヒゲも使います。⑤のように。

③は「上値抵抗線」を結んだものですが、それが良く機能しているようなら、③と平行な線でどこかに適当に機能する線が引けないか探します。それが④です。
③と④、セットで「チャネル」と呼びます。株価はチャネルの間を、行ったり来たりする性質があります。当たり前ですね。支持線と抵抗線ですから。チャネルが良く機能しているチャートを見つけたら、上値抵抗線近辺で売り、下値支持線の近辺で買うという作戦も成り立ちます。
そして、多分もっと重要なのは、この抵抗線、支持線が破れた時、トレードのチャンスが発生するという事です。
今日の陽線みたいに。
上記は日足チャートですが、

デイトレーダーのテクニカル分析3

できたらこのように、週足チャートもチェックしましょう。
補助線の数は減りましたが、今日の寄付が「ただ事でない(可能性が高い)」事が、よりクッキリしてきませんか?
勿論、先週の金曜日の引けの時点では、今日の寄付の位置なんて、どこをどう分析したって知る事はできません。でも、「右肩下がり」の補助線の「上側」に寄り付いたら、「チャンスかも?」という想像はできます。
これがテクニカル分析における「予習」です。
この予習で「候補銘柄」として選んだなら、寄付前の板情報であるとか、あるいは「リミットマインダー」に登録しておくなどによって、多くの「ブタ・トレーダー」がランキングなんかで、「上がってる株があるぞ~!!」って大騒ぎし始める前に「仕込む」事が可能になります。
このブログで「予習が大事」という事を何度も書いていますが、それはこういう理由からです。

テクニカル分析を、「難しいもの」なんて思わないで、「私の引く補助線が、私のテクニカル分析である!」という自信をもって下さい。それで良いのです。
一つや二つでは何も得られませんが、毎日100も200も分析し、それを一ヶ月、二ヶ月と継続すれば、どんどん力がついてきます。
補助線なんて無くても、どこに抵抗線があり、どうなったらチャンスか、チャートを見て1秒でわかるようになって下さい。
やれば、誰にでもできます。

つづきを読む

デイトレ生存率向上ブログは、あなたの応援クリックによって支えられています。
どうぞ、よろしくお願い致します。

他では絶対に読めない、全トレーダー必読のPDF(2万ダウンロード達成!)

<< デイトレ攻略の新戦略レポート(無料)>>


トレードが難しいのは、トレーダーの油断や強欲や優柔不断な性格等が原因と考えられがちですが、本当の原因はもっと心の奥深い所に隠されています。
(※月並みなプロスペクト理論等ではありません。)

このレポートでは、その原因となる心の驚異的な仕組みを解り易く解説すると共に、トレードを難しくしている原因を、どのようにすれば取り除く事ができるかまで、具体的に提案しています。

このレポートを一読すれば、その他大勢のトレーダーが延々と堂々巡りを続けている暗黒のトンネルが「パッ!」と急に明るくなり、出口がはっきり見えるようになります。(PDF、全68ページ)


3 件のコメント

  • 支持線、抵抗線の引き方、とても参考になります。
    わたしもどんどん引いてみて練習しようと思います。
    とてもわかりやすい解説で十分に理解できましたが一つ質問があります。
    ひき方、見方はわかりましたがこういう銘柄はどうやって見つけてくるのでしょうか?何千もある銘柄を順番に・・・という感じでしょうか?
    テクニカルを勉強する時、いつも思ってしまいます。

  • たかやんさん、こんにちは。1週間のオフライン生活が終わって久しぶりにチャートを見ています。こちらのブログもまとめ読みです。(^ ^;
    私が今、丁度興味を持っているところなので、とても参考になります。
    このチャートですが、①②は現時点では引かずに済ませていると思います。引いた方が良いんでしょうか?
    ④は引くかもしれませんが、③は長いヒゲが気になって引けそうもありません。⑤はいけそうですが...
    ところで、当日の長い陽線の日ですが、前日にボラが拡大しているように感じます。(陽線本体も上ヒゲも長いですよね。)
    寄付きはヒゲの中ですが、(質問1)買いエントリーなら前日高値を超えたところが基本...で良いんでしょうか?
    (質問2)この日は結果的に大きく上げていますが、寄りからの動きによってはウップス売りエントリーもありな気がしますが、たかやんさんは、どう思われますか?(寄付きが前日高値を越えていませんが...)
    (質問3)2000円に横棒一本、どうしても引きたくなってしまうんですが、要らない線ですか?...この日はまるで機能しなかったようですが...
    おひまな時にでも教えていただければ嬉しいです。
    あっテクニカル分析の教科書、買って読み倒してみますね。

  • デイトレをしたくても、なかなか日ばかりでできなくて、結局スイングになったり、あえて、売れば損になり、それでも心して損切りだと、「エイ、ヤッ」と、泣く泣く切って、難しい。
    私には出来ないのかと、たかやんさんのよく出る文句通りになっていました。
    でも、やっと少し利が出るようになって、少し勘所がわかりつつあるような気がしてきました。
    でも、やはり今の上げ相場の恩恵かな?
    もっと勉強するつもりです。
    これからもご指導をお願いいたします。
    ===========================(以下、たかやん)
    時間的な余裕が無いのなら、最初からスイングトレの前提でやった方がずっと良いです。
    デイトレが前提なら、大引けまでにクローズするのが前提です。
    デイトレが前提でも、含み益が更に増大する事が期待できる場合に限り、ホールドもアリ。
    本来なら損切りなのにホールドは絶対ダメ。
    損切りを「泣く泣く」やってても長続きしません。
    予め設定したルールに従って損切りするのは当然の事です。
    確かに、ルール通り損切りするのは、簡単ではありません。
    でも生き残る為には、損切りルールは100%守るしかないのです。
    だったらもう「泣く泣く」は止めて、「スパッ」と切る習慣に変えてみたらいかがですか?
    確かに、ルール通り損切りするのは、簡単ではありません。
    でも生き残る為には、損切りルールは100%守るしかないのです。
    だったらもう「泣く泣く」は止めて・・・・
    永久ループに入ってしまったので、これで失礼します。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)