今日も指数がさえず、これといったものもありませんでしたが、こういうのもご参考になるでしょうか?
明らかな「大きすぎるギャップ」です。始値が2200円のちょい上くらいだったら、文句のないところなのですが・・・。
案の定、寄り直後から大幅な下げ。こうなると、チャートでそれなりの「サイン」が出ないと、動きがとれません。
で、そのまま後場に入り、13:10の陽線に注目です。
斜めに引いた「上値抵抗線」は、少なくとも3度「抵抗線」として機能していますから、これを明確にブレイクできれば、多くの人が注目している今日の「野村」なら、一気に吹き上がる可能性があります。
そして2340円の本日最高値をつけ、「抵抗線を明確にブレイクしたから買い?」かというと、「ちょっと待て!」です。理由は2つ。
まず、もし仮に5分足チャートを根拠にデイトレしているなら、5分足の終値で抵抗線をブレイク、あるいは5分足の始値で抵抗線をブレイクしているべきです。
まあ、これは必ず守らねばならないというほどの根拠はないのですが、「ヒゲに騙される」のを避ける事はできます。
そして、もう一つの理由が、この225先物のチャートです。
指数が非常に弱気状態の現在、同じ13:10の位置は、これ以上ないくらいな「弱気」を示しています。
個別銘柄が必ずしも指数と連動する訳ではありませんが、上記2つの理由があれば、「ヒゲを掴まされる」リスクは十分避ける事ができます。
仮に野村だけ上がったとしても、「ああそうですか」と思うだけです。
逆に、再度今日の始値2320円を明確に割り込めば、「売り」のチャンスと考えられます。
チャートを見るときは、その銘柄が空売可能かどうかにかかわらず、「買い」のチャンスと同じく「売り」のチャンスにも注目する癖をつけましょう。
「売り」と「買い」で、どちらかをえこひいきする事にさしたるメリットはありません。
で、もし仮に2315円で空売りしたとしたら、2320円か2325円を損切ポイントとして、じっくりいきましょう。
あまりチョコマカ動いても、良い事はありません。
(これは、指数チャートの後ろ盾があるからです。先物のチャートが、明確な反転のサインを出すなどしたら、しっかりチョコマカして下さいね。)
14:25のとこのちょっと長い陽線では冷汗が出るかもしれませんが、指数もしっかり14:30には下げトレンドラインにぶつかっています。
結局今日の終値は、9:30の陽線の始値と同じ。
(と思ったら、最後にもう一段下げました。これは引成りのオマケです。)
テクニカル的に、お約束通りですね。
(まとめ)
新興市場なんかだと、指数なんかおかまい無しで「我が道をゆく」銘柄が多いですが、日経平均銘柄ともなると、なかなか「我が道をゆく」なんて身勝手は許されないようです。だから、東証一部では個別銘柄を追っている時にも、指数のトレンドなんかもちょっと頭に入れてデイトレする必要があります。
【 つづきを読む 】
最近のコメント