少し、補足します。
(1)指数に逆らわない
このチャートにあるように、金曜日はしっかりと日経平均が17000円より上にギャップアップしました。
またしても私の予測がはずれて陰線とはなったものの、誰しも「下げ止まり」「反発」が期待できる寄付きである事は明らかです。こんな時にわざわざショート候補を探し回るよりは、素直にロング候補を探しましょう。
指数の発信しているメッセージに沿ったデイトレを心がける事は、成績を安定させる為に、とても重要だと思います。
(2)しかるべきギャップ幅
昨日紹介した日足全てをもう一度よく見てください。
全て、前日の高値より上にギャップアップしています。これが「確信犯」の存在を匂わせています。勿論、いるのか、いないのか、当人以外わかりませんが、そんな事はどうでも良いんです。「匂い(におい)」は、他の多くのデイトレーダーも感じるからです。前日だけでなく、より多くの営業日の抵抗線を抜けているほど「匂い」は強くなります。こうした「匂い」を、寄付く前に嗅ぎつけられるか?あるいはどれだけ寄り直後に嗅ぎつけられるか?が勝負の分かれ目です。だから予習が大事なんです。
但し、大きすぎるギャップは要注意です。その銘柄の平均的な1日の値幅を超えているようなら、注意が必要です。ウップスの記事を読み返しておいて下さい。
(3)決め付けない
どんなに理想的なチャートであっても、結果を決め付けてはいけません。
思惑の逆に動く事だって当然あります。状況に応じた俊敏な行動をとる為には、「前提より現実が優先する」事を常に念頭に置く必要があります。
でも「現実より前提が優先」しているデイトレーダーが多いです。
あなたはどうですか?
(3)’深追いしてはいけない
このチャートでL2までなら有りですが、L3はもうお奨めできません。L3でも結果オーライになってますが、そういう事をいつもやっていては、トータルプラスは難しいです。
なぜなら、L3の位置だと、もう10円も上ってしまってます。「1日の値幅」の外に利益を求めるエントリーをするべきではありません。(エントリーしていて、「1日の値幅」の外にまで利益を求める戦略は、あってしかるべきだと考えますが。)
「結果」を見てからエントリーしているトレーダーが多いですが、マーケットはそんなにいつもお人よしではありません。
「結果が出る確率が高いポイントを他者に先がけて見極め、結果が出る前にエントリーする」のがデイトレーダーのお仕事です。あなたはどうですか?
(私がe-Bookのオマケとして差し上げているエクセルは、「1日の値幅(平均ボラティリティ)」の煩わしい手計算をパソコンに代行させる為のものです。ツールの中身に書いて以来使わずにきた言葉でしが、チャートの説明をする為には使わざるを得ませんでした。)
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