「本気力!」
でも一体何に本気を出せば良いのか?
簡単に言えば「やりにくい事」を実行する事に本気を出すのです。
もう少し具体的に言えば「損を早く切り、利をとことん伸ばす」事を「本気」で実行するのです。
「損を早く切り、利をとことん伸ばす」事が良い事は、ちょっと勉強すれば誰でも知っている事です。
でも、それがなかなか実行できない。
その理由がわからないから、「ノウハウが悪い」「知識が足りない」と思い込んで、遠回りしてしまうのです。
「才能がないのかな?」と悩んだりします。
違うんです。
「損を早く切り、利をとことん伸ばす」というのは、「本能」の逆の行動が要求されます。
この記事からこのブログを読み始めた方には、「一体こいつは、何を言ってるんだ?」って感じでしょうが、過去記事を読んでもらえれば、理解して頂けるはずです。
少し前にJ・バーンスタインが、デイトレを自転車の練習に例えているのをコメントで紹介しました。
本気で自転車の練習をするなら、補助輪をはずさねばなりません。
10年補助輪をつけて練習しても、自転車に乗れるようにはなりません。
本当のコツが、補助輪があるとわからないから。
補助輪をはずして乗るのは勇気が要ります。
何度も転びます。
でも、次第に乗り方が身についてきて、ついには足をつかなくても、ず~と乗れるようになります。
自転車が初めて乗れた時の喜びを思い出してみて下さい。
デイトレにおける補助輪にあたるのが、「本能」です。
この補助輪をはずさないで頑張ってるから、なかなかプラスにならないのです。
誰でも補助輪をはずして乗るのは怖いです。
でも、はずさないと乗り方は練習できません。
はずしてでも乗る練習をするには「本気力」が必要です。
ただ、デイトレを自転車に例えて、間違えてはいけない事があります。
自転車の練習は「ころばない為の練習」ですが、デイトレの練習は「正しくころぶ為の練習」でもあるという事です。
(補助輪があると、正しくころぶ練習が出来ません。。)
デイトレはどんなに練習を積んでも10回中4回程度は「ころぶ」のです。
6回も7回も「ころぶ」事だってあります。
だからこそ、「正しく、被害を最小限とどめるようににころぶ術」を身につける必要があるのです。
ところが多くのデイトレーダーは「ころばないトレード」にばかり執着してしまいます。
もう、誰がどうみても既に「ころんでる」のに、それをとことん認めないから、大怪我になってしまうのです。
どんなに優れたノウハウでも、「負けない」ノウハウはありません。そんなのありません。
デイトレの本当のコツが「負け方」であるという事について、一度本気で考えてみて下さい。
「いわゆるトレード関係の知識」がデイトレ自転車の前輪。
「メンタル面の知識」がデイトレ自転車の後輪です。
どっちが欠けても走れません。
「本能」の補助輪をはずすのを少しでも容易にしてくれるのが、この前輪後輪です。
様々な「勝つ為のノウハウ」を原理的に理解して、右に左に自由に舵をとる事が出来る前輪、「本能の御し方」を理性で理解し、トータルプラスにもっていくパワーの源泉が後輪です。
ザラ場以外の時間は、この両輪を出来る限りピカピカに磨いて下さい。
どんなに磨いても、磨きすぎるという事はありません。
そしてザラ場では、補助輪の無いデイトレ自転車に「ただ、乗る」事にのみ、本気で取組んで下さい。
- もっと速く
- もっと遠く
- こけない様に
- カッコよく
そんな事は、無意識での乗れるくらい上達してから考えて下さい。。
今はただ、ザラ場以外の時間に磨き上げた両輪の性能を信じて「乗って」みて下さい。
要は、いつ本気を出すかだけです。
必ず、お返事させて頂きます。
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最初はよろよろしながらゆっくり進むかもしれない。
とこがしばらくすると、デイトレの自転車の乗り心地がよくなってきて、
平坦な道ならどこへでも行けるようになる。