確率が明記されているので、期待値の計算は簡単です。
(A)10万円のプラス
(B)14万円x80%=112000円のプラス。
つまり(B)の方が10%以上も「得」という事になります。
(A)10万円のマイナス
(B)14万円x80%=112000円のマイナス。
こちらは、(B)の方が10%以上「損」という事になります。
つまりQ1は(B)、Q2は(A)を選ぶのが確率的には正解となります。
あなたはどうでしたか?
同様に人は、今すぐに損失を確定するより(仮に損失が拡大する可能性の方が高そうだと判っていても)、損失が少なくなる可能性がある未来に賭けたくなる傾向があります。
つまり、多くの人は生まれつき、デイトレには不利な心理的傾向を持っているという事になります。
殆どの人がA・Bを選ぶと言います。
つまり「遅い損切と早い利確」のビンボー定石パターン」。
「本能を捨てねば勝てない」とはこの事です。
とはいえ、普通の人なら殆どが選ぶパターンですので、がっかりする必要はありません。
まずはこのブログを読み返して、自分が心理的にどういう不利な立場にあるか確認し、対策を練ってみて下さい。
私もこのパターンでしたが、しっかり認識さえできれば克服できないものでもありません。
直感的にB・Aと選んだあなた。
多分10%にも満たない少数派でしょう。
きっと「才能」があります。
マーケットはあなたの為に存在しているようなものです。
あなたのセンスに加え、理論と経験を両輪に進んで行って下さい。
確率を計算してB・Aと選んだあなた。
ちょっと「ズル」ですが「石橋を叩いてから渡る」タイプで、生き残る可能性は高いと言えるでしょう。
頑張って下さい。
A・Aを選んだ方は堅実ですが、デイトレより「定期預金」の方が向いているかも?
B・Bを選んだ方は、ギャンブラーですね。
トレードに「刺激」を求めていませんか?
とはいえ、A・A、又は B・Bだった方は、前向きに努力して「長所」を伸ばし「短所」を克服できれば、良いトレーダーになれる可能性が高いと思います。
「非凡」なのです。 (このテストは書籍「マネーの心理学」マネー&ライフ研究会 (著)を参考にアレンジしました)
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