この本「禁煙セラピー」を紹介してから2日ほど経ちますが、結構売れています。
ただ、私に義理立てしてアマゾンから買わなければならない、という事は少しもありません。
この本は日本だけでも100万部以上(通算)売れているので、BookOffでも見つかる可能性が高く、100円ちょっとで買える可能性も低くありません。
また、活字が面倒な人にはDVDなんかもあるようですよ。
アマゾンで「アレン カー」で検索すればすぐ見つかります。
生涯に渡って喫煙するコストは600万円を超えるとの試算もあるほどで、それに比べれば比較にもならない安い本ですが、送料とかが気になって購入を控える場合もある事を考えれば、どんな方法でも良いので購入し、お読みになる事をお勧めします。(但し今、喫煙の習慣がある方は、です。)
禁煙した方が良い事は、既に常識となっています。
しかし、だからこそ「禁煙は難しい」という事も、喫煙者には常識でしょう。
もし禁煙が誰にも容易であるなら、このご時世、誰でもとっくに禁煙できているでしょうから。
しかし、同じ禁煙を決意する場合でも、この本を読んだ人と読まない人とでは、その難易度・成功率に大きな差が出てくるはずです。
この本を知らなければ、禁煙は終わる事の無い禁断症状との我慢比べであり、いつかその我慢比べが終わって「もう安心!」という事にはなりません。
あの「もう1本だけならいいだろう」というニコチンの誘惑に負けて、長い間我慢し続けた事が一瞬にして無駄になってしまう可能性も小さくありません。
でも、この本を読んだ人なら、最後の1本を吸いながら「これで最後」の決意を固め、その煙草を灰皿に押し付けた瞬間から非喫煙者になる事だってできます。
この方法は一般的によく知られた精神力禁煙法とは一線を画するものですが、かと言って精神力が全く無用という訳ではありません。
長年、愛する妻や恋人よりも遥かに多く、頻繁にキスしていた相手とある日、突然決別するのです。
何とも言えないさみしさは感じるし、それを完全に解消するのは煙草以外にありません。
しかし決別したのは、全く意味や存在価値のない相手であり、禁煙した事で何かを失うのではなく、喫煙しない事であなた本来の活気ある生活を取り戻しただけの事なのです。
また、あれほど強く恐ろしい存在と思えた禁断症状も、その99%はあなたの思い込みに過ぎなかった事がはっきりと実感できるでしょう。
煙草に何らかの存在価値を感じていたのはニコチンが作りだした幻想にすぎず、頻繁にキスし続けていた相手が汚らしい死神であった事を「心から」理解できれば、決別した事によるさみしさなんて、もののかずではなくなります。
意味の無い惰性が停止するだけの事です。
それほど、この本は優れています。
デイトレに挑戦する人の間では、
「損切りは難しい」
とよく言われます。
「難しいのは当然で、自分で自分の腕にカッターで傷つけるようなものだから。」
という解釈もあり、なるほどと思った事もあります。
でも、そんなふうに考えていたら、デイトレし続ける限り損切りに痛みを感じ続ける事になってしまいます。
「損切りしない事に、いったいどんな価値・意味があるというのか?」
まずこの事について、自分なりにしっかりと解答を見つけるべきです。
無理やりでなく、心から納得できる解答を自分で出す事ができれば、嘘のように痛みは消え、息を吸うようにエントリーし、息を吐くように損切り(又は利確)している自分に気づくでしょう。
人が囚われている思い込みは、存在を許している間は存在意義を主張し続けますが、その本質を見抜いてしまえば、「ただの幻想」に過ぎない事だって少なくないのです。
デイトレーダーはそういう気づきを得て成長していくものですが、そのヒントは生活の隅々に隠されており、禁煙もまたその中の一つだと思います。
あなたのコメントがきっかけで禁煙に成功する人が何人かでも増えれば、
それはそれだけの事であっても、ちょっと素晴らしいじゃありませんか?ω
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