デイトレで成功する人としない人の違い。
勿論、勉強もしないで本能のままにデイトレしている人の成功する可能性が低い事は言うまでもありませんが、同じように勉強し、同じような手法を採用し、同じように検証に時間をかけても、勝てるようになる人が出れば、それに数倍する人が退場していくのがマーケットです。
その差には様々な要因が考えられるでしょうが、その中でも圧倒的に大きな要因が
セルフコントロール能力
だと思います。
デイトレで、何をどうコントロールする必要があるのか?
それすら気付かないままに消えていくトレーダーも後を絶ちませんが、このブログを読んで頂ければ、ある程度は気づいてもらえるのではないかと思います。
しかし残念な事に、それで誰でもが勝てるようになる訳ではありません。
理性で理解した事を、実戦でも実践できるかどうか?
これは、トレーダー毎のセルフコントロール能力によるところが大きく、他から吸収するものではなく、自分で道を切り開いていく必要のあるものです。
この事は、ブログを始めて間もない頃に、「トレードとダイエットの関係とは?」で既に書きましたので、ぜひ読んでみて下さい。
ダイエットや禁煙を達成する事、すなわち自己を律する事の困難さをこの記事から推測する事も意味がありますが、実際に
「自分にとって困難な事を成し遂げる」
という経験は、まるでトレードと関係ないような事であっても大きな自信となり、トレードにも好影響を与えます。
例えば、禁煙。
私はダイエットで苦労した事はありませんが、禁煙は何度も失敗しています。
でも、この本「禁煙セラピー」で止める事が出来ました。
この本は、よくある禁煙本とは少し違っています。
多くの愛煙家は、タバコが体に悪い事は十分知っているのですが、それ以上に止める事が難しい事を知っており、止める事を放棄してしまっています。
かつての私がまさしくそれであり、「もう二度と止めようとはしない」と心に決めていました。
ですから、この本と出会った時も禁煙する気などサラサラなく、「読んだところで禁煙には至らないであろう」という前提で、単に何が書いてあるのかという興味だけで読み始めたのです。
ところがその2日後には禁煙を開始し、そのまま今日に至ります。
もしあなたが喫煙者であるなら「禁煙したい」と思ってるかもしれないし「私に禁煙は絶対無理だ」と思っているかもしれません。
しかし20世紀ならともかく、21世紀の今日「煙草は吸わない方が良い」事を知らない喫煙者はいないはずです。
禁煙パイポ、ニコチン・ガム、ニコチン・パッチ、飴やキャンディー、段階的本数制限、どれだけ煙草が体に悪いかの知識、どれだけ煙草が経済的に無駄かの知識・・・etc.
これら従来の禁煙キーワードに関係する禁煙法は、全て精神力禁煙法です。
これら精神力禁煙法で禁煙できる人も確かにいますが、失敗する人の方が多いです。
よほどの強い精神力がなければ禁煙できない。
という認識に間違いは無いと思います。
でも、この本は違います。
私と同じように、煙草をプカプカ吸いながら、単なる興味本位で結構ですから、一度読んでみて下さい。
それでも、読んだ半数以上の人が禁煙に至ると、私は思います。(本人が禁煙を望んでいるなら。)
この本の著者アレン・カー氏は、「喫煙の利点など一つも無い」と言い切ります。
私も同感ですが、一つだけ例外が・・・
あなたがもし喫煙者なら、禁煙に挑戦し、禁煙に成功する事で、その体験がトレードにも好影響をもたらす可能性があります。
たとえその成功が精神力禁煙法によるものでなくてこの本のおかげだとしても、成功体験は成功体験です。
嫌煙家が禁煙に成功する事は不可能ですから、禁煙成功体験こそ唯一の喫煙のメリットかも知れません。
アマゾンの、この本のレビューの中に、以下のような記述があります。
『私はこの本を読んで実際に1日30本吸っていたタバコを止めることができた以上に、物事を押し進めるうえで必ず障害となる「自分自身へ向く言い訳の消去法」を覚え、それは今まで困難と思えた事でも遂行できる行動力が身につき、禁煙以上の効果がありました。』
この人、もしかするとデイトレーダーなのかも知れませんね?
あなたが「残念ながら?」煙草を吸わない人であるなら、他に何でも良いですから、新しい事に挑戦してみて下さい。
どんな成功体験であれ、トレードにも良い影響を与えます。
どんな「小さな事」でも、そうした積み重ねが「大事」なんですよ。ω
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