デイトレでは、しかるべく値動きのある銘柄、チャートを選んでトレードするのは当然の事です。
動きの無い銘柄に、「上がるかも知れない」「下がるかもしれない」なんて期待感だけでエントリーしてしまうような事は、もし自分のトレードで心当たりのある方は、今からでも遅くは無いので「厳禁!」と自分に誓って下さい。
ま、以上は当然ですよね?
しかし、これがあまりにも当然の事である為に、
「予習の時には値動きが縮小傾向の銘柄に注目すべきである」
という事が理解できていない人が少なくないと思われます。
何の為に予習しているのか考えてみて下さい。
確かにテクニカル分析の勉強という意味から、過去に激しく動いたところ等を後講釈してみる事にも立派な意味が有ります。
しかし予習というからには、「次にエントリーチャンスが訪れそうな有望銘柄」を探しているのであって、「過去」に大きく動いた銘柄やパターンを見つけても1円の利益にもならないのは明白です。
探すべきは「現在値幅縮小中」の銘柄です。
例えば、
こういうパターンの銘柄を見つけたら、上に行くのか下にいくのかは解りませんが、とりあえず「要注意・監視銘柄」として特別待遇し、必ず寄付き前の気配値からチェックを怠らないようにします。
折角朝からチェックしたのに、何も起こらないで値幅縮小を続けても、監視リストから除外してはいけません。
値幅縮小の期間が長ければ長いほど、上、又は下にブレイクした時に、そのブレイクの信頼性が高くなると同時に、値幅に対する期待も高まっているのですから。
ほら、こんなふうに。
この例だと、16営業日にわたって作られた値幅縮小パターンである事が読み取れますから(一般的にはペナントと呼ばれる)、一旦ブレイクしたら「1日じゃもったいない」と思っても良いと思います。
デイトレに徹する事も悪いとは思いませんが、後講釈ならいくら思ってもタダですからね?
そのすぐ後には、こんなパターンも。
もう、下と上のトレンドラインが交差する直前ですから、ブレイク間近だと思うのが自然です。
すると案の定・・・
エントリーした当日は「同時」で悩ましいですが、「10営業日以上かけて作られたペナント・ブレイクが1日で終わるのか?」と考える事ができれば、既に立派な「テクニカル・トレーダー」の仲間入りしていると言えると思います。
実トレでは脱出しても仕方ありませんが、こういう時こそしっかり「後講釈」して、自分の腕を磨こうというマインドが大切です。
何、後講釈ばっかでつまらない?
じゃあ、こんなのはどうですか?
現在進行形の値幅縮小銘柄です。
「あと1日、2日くらいは揉むかしら?」って感じ?
できるだけ揉んでくれた方が「シメシメ」です。
どちらかと言えば上に抜けそうなパターンですね?
そうなれば重要なMAもブレイクする事になるので、一層勢いがつきそうです。
とは言え、あまり偏った先入観を持つ必要もありません。
探せば、他にも結構あるはずです。
ぜひ、あなたの目と手で探してみて下さい。
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