先の投稿「ツールの中身」で、 「比較用セルなどVBの再計算量を軽減するセル」 と書きました。
何の事か解りにくいでしょうから補足します。
例えば 「直近5日間の高値、安値に対して現在の株価は、どの位置にあるのか?」 は、頻繁にVBで参照する事になります。
その場合、直近5日間の高値、安値を全て参照して、最大値、最小値を求めて、現値と比較する事になります。
始値、終値との比較もあります。
いくらVBにやってもらうとしても、大変そうですよね?
その代わりに私のツールでは、直近5日間の最高値、最安値、最も高い始値か終値、最も安い始値か終値、の4種類を独立したセルで集計させています。
これらのセルはツール使用時は、過去の4本値と同様に非表示ですが、大事な役割を担っています。
例えば、
直近5日間の高値のセル=MAX(BL2,BP2,BT2,BX2,CB2)
直近5日間の安値のセル=MIN(BM2,BQ2,BU2,BY2,CC2)
直近5日間の、最も高い始値または高値=MAX(BN2,BO2,BR2,BS2,BV2,BW2,BZ2,CA2,CD2,CE2)
直近5日間の、最も安い始値または高値=MIN(BN2,BO2,BR2,BS2,BV2,BW2,BZ2,CA2,CD2,CE2)
上記でBL2は前日の高値、BP2は2日前の高値・・・
CB2は5日前の高値です。
BLとか、BPとかは私のツールがそうなっているだけで、皆さんのは違ったセルを指定する必要があるでしょう。
現在値が、過去5日間のどの位置にあるかは、これらのセルと比較するだけで済みます。
私の場合、4,5,6,7,8,9,10日のブレイクを、重みをつけて点数化していますので、上記のようなセルが7セット用意してあります。
このセルを用意しないで、全てVBで参照・集計させていると、とても重くなる事が想像できます。
「2、4,6,8,10,12,14,16,18,20日のブレイクを点数化したい」 とか、様々なバリエーションが考えられます。
「ローソク足のヒゲだけ比較すれば十分」 という考え方も有るでしょうね。
ぜひ、自分で最適な組合せを見つけて下さい。(更に「比較して点数化する為専用のセル」もあります。これもVBの負荷を軽減するためのものです。)
ご参考まで。
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