チャートの何を見るか?(4)では、チャートを見る上での最重要基本事項、「株価の停滞に注目し、ブレイクアウトを捉える」事について書きました。
確かに「基本中の基本」です。 これをもう少し詳しく書くと、
トレンドには数ヶ月に及ぶものもあれば、数日の場合もある。
トレンドが確認できると、割高感や値ごろ感といった、日常生活における当然の感覚を覚えるかもしれないが、これに惑わされてはならない。
あくまでもトレンドにフォローする事が収支プラスの大前提である。
抵抗線をブレイクすれば、トレンドが再開する出発点であり、横ばい期間に相応する値幅を期待できる。
ペナントやフラッグの意味も知らないのでは話にならないが、そうした本からの知識だけでなく、毎日多くのチャートを意識的に見る事で、より確率の高いパターンを見抜く目が養われる。
私は「ブレイクしたらすばやく飛び乗れ」と書いたが、「明確にブレイクした事を確認して飛び乗る」事の必要性も書かねばならない。
矛盾しているようで矛盾していない。
勝つ為のエントリーは本当に容易ではないが、真剣なトレードを積み重ね、その記録をしっかり保存していれば、必ず身につくものだと思う。
いい加減なトレードを繰り返し、記録もつけていなければ、待っているのは退場だけだ。
しかし抵抗線については、半年から1年程度は前に遡って確認しておく必要がある。
残念ながら、この抵抗線を自動的に表示してくれるチャートを私は知らない。
だからこそ、抵抗線をチェックしておくことは、チェックしていないトレーダーに対する優位性となるのである。
マーケットはトレーダーの積み重ねた労力に報いるものである。
等が考えられます。
実際には指数やマーケットの状況等も考慮しますが、それについては今後書きたいと思います。
上記の基本事項を守り、詳しくトレード日誌を書き続けて定期的に過去の問題点と今後の課題 などについて検証を続けていけば、確実に上達するはずです。
例えば私の場合、「ブレイクしたらすばやく飛び乗れ」という知識が先行しすぎて、「ブレイク直後にエントリーできなければ、そのまま見送る」という一見正しい行動が、実は機会利益を大きく損なっていた事を日誌から発見する事ができました。
またも、予定より長くなりすぎました。
「見せ板」同様に、チャートにも「見せブレイク」がある事はご存知ですよね。
次回はこれについて書いてみたいと思います。
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