デイトレは「安心」すらも罠!

デイトレって、ホンマに稼げんの?」

という素朴な疑問を持っている方も少なくないと思います。
それに対する私からの答えは、

「フツーのままでは勝てません。」

です。
ありきたりの勉強をして、ありきたりの心理状態で、ありきたりのデイトレを少々やったくらいでは、勝ったり負けたりはあっても、「稼ぐ」のは難しいです。
デイトレで週間プラス、月間プラスを積み上げて行けるのは、「フツー」から脱皮し、「非凡!」の世界に入れた人だけです。

「非凡」とはいっても、記憶力、集中力、判断力、運動神経等々、人間が本来持っている能力については、平均的でさえあれば十分です。
多少平均以下の項目があっても、その他の部分で頑張れば十分にカバーできます。

逆に、多少平均より上の項目があるといっても、また、既に人生の様々な競争で優秀な結果を出してきたからといっても、デイトレーダーとして成功できるかどうかとは、あまり関係が無いと思います。
どんなに優秀な人でも、その人が持っている「本能」自体は、デイトレに関しては「平凡そのもの」だからです。

自分が優秀と思っている人ほど、自分がデイトレについて平凡である事が理解できないので、大きな損失を発生させる傾向にあるようです。

では何がどう「非凡」であらねばならないのか?

それについて書き続けてきたのがこのブログであり、昨年から始めたデイトレ・メールセミナーです。
興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
さて、ここからがこの記事の本題です。

最近特に顕著なのですが、

「おかげさまで、勝てるようになりました!」

のメールを頻繁に受け取ります。(頻繁といっても、さすがに毎日という訳ではありませんが・・・)

とても嬉しいです。空中浮揚
でも同時に、とても心配にもなります。
そういう時が、デイトレーダーにとって一番脆(もろ)い状態だからです。
なぜかというと、

〇〇〇〇に、なれました!

という場合、「一輪車に乗れるようになれた」とか「英語が話せるようになれた」とか「微積分が理解できた」とか、何らかの客観的に評価・測定できる能力を獲得した事を指すのが殆どだからです。
普通、そうした能力は、使わなければ次第に錆びてはいくものの、そう簡単に消えてしまうようなものではありません。

ところが「トレードで勝てるようになれた」というのは、微妙な精神のバランスが初めて「勝てる側」「たまたま釣り合った」だけの事であって、単純に「勝てる能力を獲得した」という事とは違います。
ここがトレードに仕掛けられた無数の罠の中でも、特に油断のならない重要ポイントです。

確かに「勝てる側」に「たまたま釣り合わせる」事に成功しただけでも、大したものです。
それだけで、十分に「非凡」です。
自信を持って下さい。

でも、過信してはいけません。
というか、微塵も安心してはいけません。
デイトレは「安心」すらもが罠なのです。

デイトレーダーとして生き残っていく為には、これからもずっとずっと、細心の注意をはらって、自分の精神を「勝てる側」に釣り合せ続ける必要がある事を意識して下さい。

「へたしたら、やられる」

という警戒心があったからこそ、あなたは勝てるようになりました。
でも、その心の状態に少しでも「緩み」が発生すれば、たちまち元の木阿弥です。

勝てなかったあなたが、勝てるように新たに生まれ変わったのではありません。

繰り返し痛い目に合いながら、収支改善に何が必要なのかを系統的に理解し、用心深くそれらを積み上げてきた結果として「プラス収支」という報酬を受け取ったのです。
従って、今後も「プラス収支」を続けたいのであれば、いかに今までと変わらない精神状態を維持していくかが最重要課題である事を意識して下さい。

あなたが勝てるようになったのは、あなたの非凡なる精進の賜物(たまもの)です。
心より、祝福いたします。
しかし、その状態が実は最も危ないのであり、その状態を維持していく事にこそ、本当のデイトレの難しさがある事をあらためて意識して下さい。

既に「凡!」から脱したあなたなのですから、警戒心を維持して、今までと変わらないように頑張れば、きっと大丈夫です。
これからも、ずっと応援しています。

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1 個のコメント

  • サラリーマンのminoといいます。
    2年以上トレードを続けてきてなかなか勝てるようになりませんでした。
    それが、こちらのブログやメルマガを読むうちに勝ちはじめました。
    それは本能に従うトレードを捨てたからです。
    今まではとにかくテクニカル中心に勉強してきました。
    MACD、ADX、STC等をいろいろ組み合わせたり、試行錯誤して何か勝てる方法はないかと探してきました。
    それでも、いくら勉強してもなかなか勝てるようにはなりませんでした。
    今思うのはテクニカルを使うのではなくてテクニカルに使われていたなと思います。
    相場が動くからテクニカルも動くのであって、やはりそこには遅延というものがどうしても伴います。
    初心者であれば何かに頼りたくなるものですが、テクニカルを使いこなすのは意外に難しいものです。
    もっとシンプルにレジスタンス、サポートラインを重要視したほうがいいと私は思いました。
    現在、私が行なっているトレードはレジスタンス、サポートラインそして抵抗を確かめるためにボリンジャーバンドを使っています。
    そして一番重要なのはエントリーの方向です。
    有利な方向に6割の確率でエントリーすることはそんなに難しいことではないです。
    こんな方法はどうでしょうか?
    例えば00:00という時間に注目します。
    現在は23:45とします。
    15分後から早朝6:00の間により早く+30pipsに到達する可能性はロングかショートか?
    低抗体の手前であれば逆張り、低抗体を超えているか超えそうなくらい勢いがあれば順張り。
    15分前にすでに方向は決めてしまってください。
    便利なものには時間指定注文というものもあります。
    その瞬間に上がるか下がるかを決めると悩んでしまうので、客観的に相場を見るために少し早い段階で決めてしまいます。
    ちょっとした工夫ですが少しは本能を克服していると思います。
    そしてイグジットも感情を入れずに機械的に行うような工夫をしています。
    本能を克服するというひとつの工夫を紹介致しました。
    何か皆様のヒントになれば嬉しいです。

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