日々のトレードにおいて相場の方向性(週足や月足レベルの)というのは、
大事と言えば大事なんでしょうが、時間軸が全然違うんだから収益を考えれば「無視」を決め込むのも大事だと思います。
しかし方向性が見えている場合は、それがデイトレにも追い風になるものです。
「無視」しないで済む時は、利用した方が大きく取れます。
そういう観点からいくと、今年3月以降の上昇相場は常に違和感が伴ってきました。
「無視せざるを得ない」という、かなり嫌な感じでした。
確かに、テクニカル的には「テクニカル分析(日経平均編)PDF」にも書いたとおりの「想定の範囲内」という事になりますが、「株価の上昇と景気回復は連動する」みたいな昔どこかで耳にしたような「常識」からすると、とても考えられない状況が3ヶ月も続いてきた事になります。
・ガソリンがリッター170円を超えたのを、生まれて初めて見ました。
・スーパーマーケットで日々購入するものが、これほど軒並み値上がりしたという記憶もありません。
・自民党がここまでボコボコなのもあまり記憶がありません。
・かといって民主党に何か期待できるか?と言えばまだ自民党の方がかなりマシだと思います。
唯一それらしい根拠といえば、円高が3月にストップした事だけです。
タイミングもピッタリ!
でも、もしそれが根拠で上がってるとしたら、そう長続きは期待できないと思います。
「ドル円チャート」の月足では、強い「円高トレンド」が終息したとは少しも言えない状況にあるからです。
もし円高トレンドが再開すれば、この3ヶ月の歪み解消の勢いもあって、日経平均も大きく下がる事になります。
(補足1)
来週月曜から大きな下げが始まるイメージしか湧いてこないのでこんな記事を書いてしまいましたが、実際にどうなるかは人間にはわかりません。
どうなるかは、なってみないとわからないので常に「後出しジャンケン」ですが、「こいつはチョキを出す確率が高い」といったデータを基に作戦を立てて臨めば、それが当たった場合、同じ「後出しジャンケン」でもより優位に立てます。
だから、あなたもデイトレだからといって常にニュートラルに自分を置く必要も無いと思います。
最近のコメント