100年に一度といわれる今回の金融危機によって、世界の株式市場から3000兆円が消えたと言われています。
まあこれは時価総額での話で、実際に3000兆円が蒸発したのとはかなり違いますが、それにしても大変な金額である事は間違いありません。
この3000兆円という金額はデカすぎてリアルにイメージできませんが、
- アメリカの国家予算の約10年分
- 日本の国家予算の約40年分
- 東京ミッドタウン(総工費3700億円) x 8000個分
- 六本木ヒルズ(総工費2700億円) x 11000個分
- アクアライン(総工費1兆4000億円) x 2100個分
- 日本の個人金融資産合計(1400兆円) x 2個分
のどれでもが、だいたい3000兆円という金額とバランスします。
これでも凄過ぎてイメージしにくいですが、例えば六本木ヒルズを例にとれば、毎日30個の六本木ヒルズを壊滅させる事を丸1年365日継続すると、やっと3000兆円分が失われる計算になります。
あるいはアクアラインを毎日10本ずつ、半年間継続して破壊し続けてやっと3000兆円です。
リーマンが破綻したとか、クライスラーが破綻したとか、あるいはアイスランドが実質国家破綻したとかいろいろニュースが流れてくるものの、どうも3000兆円という金額と比べるとスケールが小さすぎるような気がしてしまうのは私だけでしょうか?
とはいえ、
これはやっぱりテクニカル的には、まぎれもない「チャンス到来」に見えます。
前回の記事で引用した週足のダブルボトムも綺麗に完成しています。
ただ、ギャップが特大だったとはいえ、これほどの好機に「同時」というのは珍しい気もします。
私のスイング銘柄も、半分近くが「寄り天」の陰線で終わりました。
アメリカの住宅事情や失業率でトンネルの出口が見えてきたとはいえ、実体経済は依然として「どん底」ですから、そうそう能天気に上がり続ける訳もありません。
まだまだ、予想外の方向から爆弾が落ちてくる可能性もあります。
テクニカル的には11000円までは短期で達成しておかしくないものの、そう単純にいかないのが本物の相場の難しいところです。
ちょっと利益が出た時こそ、クールに、より慎重に行動する事が大切です。
(どっちつかずの内容ですみません。でも正直なところ、これほどのブレイクアウトでも不安感が消えてくれません。ま、不安だろうが安心だろうがルールに従うだけなんですけどね・・・?)
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