デイトレで勝つ為には、上がると思うから買い、下がると思うから売っていてダメな事は、私のメールセミナーでも、このブログでも再三にわたり述べてきているので、十分に理解されている事と思います。
人間の本能のままに売買していたら、損失ばかりが積み上がっていく仕組みになっているのがマーケットです。
という事は、つまり、
「人間(のままで)は、デイトレでは勝てない」
という事になります。
私のブログやメールセミナーではよくブタと狼という単語を使いますが、これはショックを和らげる為の便宜的な表現であり、直接的には、
狼=普通じゃない人間=非凡な人(≒超人)
という事になります。
これもとっくの昔、デイトレ攻略の新戦略PDFに書いてある事です。
デイトレに参戦してくる人の9割以上が、願わざる損失を抱えて退場していくのは、上記の、
「マーケットの仕組み」
から考えれば「極めて自然な事」と言えるでしょう。
普通の人が大多数で非凡な人が少数なのは当たり前ですからね?
それでも、生き延びたければ、
「狼に変身できるような、優れた手法をみつけなければならない」
というふうに考えます。
だから、様々な試行錯誤をしながら手法を探し、見つけ、磨き上げようとします。
でも、ここで更に危険な落とし穴が待っています。
確かに、有る程度優位性の伴った手法を入手しなければならない事は確かですが、その優位性ある手法を手に入れたとしても、それで直ちに勝てる訳ではありません。
その手法でしっかり訓練して、手法が手法通りに、実戦でも再現できるようになる必要があります。
これを別の言葉で言うと「勝ち方を覚える」と言う事になります。
ところが、初心者トレーダーには「手法」と「勝ち方を覚える事」との区別がつかず、混同してしまいがちなのです。(確かに、一見よく似てますよね?)
なので、凡人トレーダーは「勝ち方を覚える」という事を、
「実戦を繰り返し、より優位性ある手法に磨き上げていく事」
と誤解してしまいます。
なぜそうなりがちかなのかというと、どんなに優れた手法であっても必ず負ける事もあるのですが、その負けトレードを手法の弱点のように誤解するからです。
あるいは、
と考えがちだと言った方が近いかも知れません。
「もっと勝てるハズ(≒負けを回避する方法があるはず)」
と思い込んでしまい、客観的に見れば聖杯探しにも等しい堂々巡りを続けてしまう事になります。
本人は勉強し、検証し、改善し、と、正しい努力を続けていると信じきっていますが、実は少しも前進していないので、いくら頑張っても出口が見えてきません。
長々と書いてきましたが、この心理の仕組みこそ、私自身が経験した失敗の原因そのものです。
ぜひ、あなたの現状と重なる部分が無いか点検してみて下さい。(100%私と重なっているという事は無いでしょうが「類型」は多々見つかるはずです。)
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