デイトレで生き残っていく為に一番大切な事。
それは、
『大損をしない事』
です。
「なんと、当たり前な!」
と思われるでしょうが、デイトレーダーが退場していく理由の最大のものが
「大損トレード」
にあり、その他の理由を全部足してもこの理由より大きくなる事はないでしょう。
大損を繰り返していれば当然撤退の可能性は高まりますが、たった1回の大敗だけでも続投不能なほどの大ダメージになり得てしまうのがデイトレの恐ろしいところです。
デイトレーダーが望まざる大敗トレードをやらかしてしまう理由は簡単です。
人間の心は、利益が膨らむほど「一刻も早く利確したい」と思う傾向と同じかそれ以上に、損失が膨らむほど「なんとか損切りを免れたい」と思う傾向を持っているからです。
「大損トレード」を防ぎたければ、逆指値注文(ストップロス・オーダー)をオススメします。
必ずしも全ての損切りを逆指値注文の執行にまかせる必要はありません。
というか、殆どの損切りは手動の注文で行っても良いのです。
ただ、ポジションを取った直後に、自分が想定する最適損切り位置よりも深い所に(「売り」から入る場合は、高い所に)、逆指値注文を入れる事を習慣化してしまうのです。
当然、何があろうと逆指値の位置をずらして執行を延期させてはいけません。
これをやってしまったなら「デイトレ1ヵ月禁止」等の厳しいペナルティを自らに科して下さい。
ポジションを取ると同時に逆指値による「最悪の事態」への備えさえ行っておけば、というか、そういう事ができるトレーダーはそもそも、大損とは無縁でいられるのです。(自己の犯すルール違反の可能性と無縁なトレーダーはいませんが・・・)
こんな簡単な事なのに、実行できないトレーダーが殆どです。
主な理由は「面倒くさいから」からです。
また、ポジションを取った直後の段階では、負ける事そのものが想定外だし、仮に逆行したとしても「その時には損切りすれば良い」くらいに、安易に考えているのでしょう。
でも人の理性は、平静な時には鉄壁のように思えても、緊急事態ともなれば薄紙一枚ほどにも頼りない状態に変わってしまうものなのです。
この記事はタイトルにあるように「利確」をテーマに書き始めたのですが、その前説だけで長くなってしまいましたので、本論は次回にて。
(ほんの「前説」ですが、逆指値が習慣化できていないトレーダーの方は、ぜひご一考を。それだけでも生存率は大幅に変わりますので・・・)
ご意見、ご感想、ご質問があれば、コメントでどうぞ。
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