デイトレの手法「ウップス」(3)

首尾よく「Woops TypeI」でエントリーできたら、始値のちょっと上にストップ(逆指値損切)をおいて、経過を見ます。

始値が支持線(買方には抵抗線)になっている訳ですが、この支持線そのものにストップを置いてはいけませんよ。

そんな事をしたら、折角の支持線に少しタッチしただけで、すぐさま損切させられてしまいます。
損切幅も大事ですが、支持線、抵抗線の意味を考慮したストップ位置というのが、テクニカル・トレードの基本です。


釣り
そのまま順調に下がりだしたら、余裕のあるトレイリング・ストップで後を追います。

欲張って薄いストップを仕掛けると大魚を逃す事になる事をよく覚えていて下さい。

利益の50%のトレイリング・ストップで、それなりに利益と言える程度になるまでは、最初の損切ストップを動かさないくらいの余裕が必要です。

既に好位置につけているのですから、なるべくポジションを長く持つよう、簡単に薄い利益ではじき出されないようにしなければいけません。


株価はほとんどの時間「ギザギザ」に動きます。

その小さなギザギザで慌ててはじき出される事のないように、あくまでもルールに従って行動する事です。
(このルールは、ザラ場以外の時間に自分で決め、ザラ場では一切変更する事は勿論、考えてもいけません。)

ただ、この方法は一種の逆張りですから、トレンド・フォローほどの余裕をカマシてる場合でない事も事実です。

例えば指数が明らかな逆行の兆候を見せれば、サッと逃げる事もあります。

基本的な事と少し応用的な事を同時に書いているので、混乱されるかもしれませんが、矛盾している訳ではありません。
実際にデイトレを重ねれば、その経験に従って、見えてくる事があると思います。

指数は日経225が代表格ですが、市場毎にもいろいろあります。
更に業種によっては同じ市場でも真逆に動いている事があるので、一概に「指数が弱い」というだけで安心とは限りません。

あらら、結構長くなってしまったのに「タイプII」にふれる事もできませんでした。
ごめんなさい。

では、また・・・。

[補足] 簡単の為、「ギャップ・アップでの売り」の説明だけしていますが、
上下逆さまなだけで「ギャップ・ダウンでの買い」にも有効です。

【デイトレの手法「ウップス」(最終回)】を読む

デイトレ生存率向上ブログは、あなたの応援クリックによって支えられています。
どうぞ、よろしくお願い致します。

他では絶対に読めない、全トレーダー必読のPDF(2万ダウンロード達成!)

<< デイトレ攻略の新戦略レポート(無料)>>


トレードが難しいのは、トレーダーの油断や強欲や優柔不断な性格等が原因と考えられがちですが、本当の原因はもっと心の奥深い所に隠されています。
(※月並みなプロスペクト理論等ではありません。)

このレポートでは、その原因となる心の驚異的な仕組みを解り易く解説すると共に、トレードを難しくしている原因を、どのようにすれば取り除く事ができるかまで、具体的に提案しています。

このレポートを一読すれば、その他大勢のトレーダーが延々と堂々巡りを続けている暗黒のトンネルが「パッ!」と急に明るくなり、出口がはっきり見えるようになります。(PDF、全68ページ)


9 件のコメント

  • たかやんさん、こんにちわ。
    待ちかねていました。
    支持線の裏にロスカット置くというのは、損切りの額が小さくてほんといいですね。
    強い支持線、また一つ教えてもらいました。

  • 久々の投稿でしたが、一歩も進まず足踏みだけで終わってしまい、すみません。
    と言っても、肝心な事は書いたので、後はサクサクといければ良いなと、、
    いつもそう思ってはいるのですが、、、、

  • たかやんさんお久しぶりです。
    トレイリングストップについての逆指値の設定の目安についてお聞きします。
    ある銘柄を株価200円で買いエントリーしたと仮定します。
    何円を損切りの逆指値と設定されますか。
    何円になれば逆指値を買値に切り上げますか。
    何円になれば50%の利幅の逆指値としてトレイリングストッブにて追跡を始めますか。
    (つまりこの価格まで上がらなければ全く利益が出ないという価格です。)
    状況によると思いますが、上記の記事に書かれている「余裕」というものをどのくらいの幅として考えておられるのかが具体的にお聞きしたいのです。
    また、もし逆指値にかからなければ翌日持ち越しでよいと思われますでしょうか。

  • 本当に「状況」によりますので、答えになっていないかもしれませんが、「こういう考え方もある」という例を紹介しましょう。
    私の場合、マイ・ツールによって、各銘柄毎の、1日に動く平均の値幅を予め把握しています。値幅の30%以上とか、既に動きすぎている場合は見送りです。
    エントリー可の場合、エントリーした位置から、どの程度の利益が期待できるか計算します。その期待利益幅の例えば20%を損切ポイントの下限に定めます。この%こそ、状況次第で変化するのですが、利益の30%以上深い位置にしか根拠のある損切ポイントを設定できないのなら、エントリーそのものを見送ります。
    トレイリングストップも、許容損切幅だけ思った方向に動いたら、エントリーした位置に仕掛けます。これらの行動はバックテストで最適化された数字ではなく、とりあえず任意に自分で決めた数字を使っています。そしてそのトレード記録から、例えば月1回、見直しをして、自分に合った数字を煮詰めていきます。これを継続すると、次第にトレードに自信が持てるようになり、行動がパターン化できます。「行動のパターン化」こそ、このブログで書いている「ロボット化」の近道です。

  • 平均の値幅データが無い場合は、直近2日間のローソク足の長さ(絶対値)の和÷2でも構いません。
    とにかくザラ場であれこれ考えないで済むシンプルなルールを設定して、これを厳守してみて下さい。最初はうまくいかなくても焦らないで、データ蒐集と割り切って下さい。そうした成功と失敗のフィードバックから進歩が生まれます。

  • 質問の例ですと10円の期待利益幅なら198円が当初の損切り逆指値、202円になれば買値を逆指値というわけですね。では50%の利幅の逆指値とするのは何円からですか。自分は2円上昇ごとに1円逆指値を上げるという検証をしてみたらほとんどがジグザグの動きで薄利で逆指値にかかってしまい、大きく上抜けることはありませんでした。かなり大きな利益幅になってから(上記の場合ですと210円から)初めてトレイリングストップにするのが良いと思いましたが、たかやんさんでしたらいくらの設定にされますか。

  • ご自分でちゃんと検証し、しかるべき結論も得られているではないですか。
    どうか、ご自分で仮説と検証を繰り返して、トレードの精度を上げていって下さい。
    その株やマーケットがどういう状況にあるかという前提条件も無いまま、例えば、
    「200円の株が、210円になったら205円のところにトレイリングストップを置きます。」
    なんて事は、簡単には言えないんです。
    もしそういう解答を書けば、多くの読者の誤解を招いてしまうでしょう。
    ご期待に添えず、申し訳ありません。

  • 私の考えを肯定するならば、普段はトレイリングストップを考えてトレードすることは、ほとんど損切りor勝ちトレードも同値撤退になるのでやめたほうがよい。めったにないケースだけど大幅な益になったときには考えてみればよい。というようなトレイリングストップの否定にもなりかねない結論になってしまいます。自分ではこの結論でよいのかなと思っているのですが・・

  • たかやんさん、はじめまして。
    ヴァンと言います。
    「ウップス Type Ⅰ」を実践したいと思っています。
    もし良かったら記事の中で出てきたツールを頂けないでしょうか。
    宜しくお願いします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)