第2位 本気力
本気力なんて、正式な言葉ではありませんが、意味は分かって頂けると思います。
他に言い換えるなら、精神力、集中力、実行力等が近いでしょうか?
デイトレで注文ボタンを押す以上は、初心者も10年選手も関係ありません。
全て「プロフェッショナル」であるべきです。
- 経験が少ない初心者だから・・
- 知識もあまりないから・・
- まだ練習段階だから。・・
そういった甘えた精神状態でデイトレしていて、生き馬の目を抜くマーケットで勝ち残れる訳がありません。
誰しも最初は初心者だし、知識量にも自信はないでしょう。
でもそういう事を考えるのはザラ場以外の時の仕事。
一旦トレードを開始したら、「お問合せ(2)」で書いたように、迷い無く自分で決めたルール通りの執行を繰り返す「トレーディング・ロボット」になりきる必要があります。
ラリーの言葉を借りれば「システム・オペレーター」になりきる事です。
ザラ場とザラ場以外での、意識の切り替え。
これができるようになるには、私みたいに1年以上必要かもしれないし、1週間でできる人もいるかもしれません。
しかし、これができない間は利益も望めませんから、短いに越した事はありません。
その長短を決めるのが、本気力です。
ザラ場以外の時間に、
- 私のブログや本を読んで「ふーん」と思う。「やってみよう」と思う。
- 損切や利確のルールを決める。
- エントリーのルールを決める。
- エントリー見送りのルールを決める。
- ツールを選び、使い方を決め、練習する。
- 有望銘柄を選ぶ。
いろんな事を決める、これは準備です。
できる限りの労力を惜しみなく注ぐ。
そしてザラ場では、その準備に対して100%従順なロボットになりきる。
これは、やってみると容易でない事がすぐわかります。
それでも実行する為には、相当の本気力が必要になります。
普通の人が、
「いっちよ、K1かプライドに参戦して賞金を稼いでやろう。」
とは、まず考えません。
「力が無い」「技が無い」「ラッキーパンチなんて無い」・・・
ちゃんと分かってる訳です。
ところが、
「いっちょ、デイトレで儲けてやろう」
と、いきなりマーケットに挑戦する「普通の人」はゴロゴロいます。
殆んどが「勘違い」してる訳です。
その結果は、90%が「退場!」です。
10%の生存者は、「普通の人」から始まったとしても既に「普通の人」ではありません。
「プロ」の精神状態を獲得したからマーケットから生存を許可されたのです。
この違いの元が、どれだけ本気で取り組んだか、つまり本気力の差です。
「私は本気で儲けたいし、損したくない。」
は、私の言う「本気」ではありません。
「極々、普通!」です。
「ザラ場で、儲けたいとも損したくないとも思わないトレード」
に「本気」で挑戦する気が有るかどうか、これが問題です。
今までのデイトレがどれだけ「本気」だったか考えてみて下さい。
そして明日のデイトレから「本気」になる事に挑戦してみて下さい。
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