第3位 道具(ツール)
全ての優秀なアスリートが道具に拘るように、デイトレでも道具には拘る価値があります。
自分の能力が100だとして、それを50にするのも200にするのも道具次第だからです。
デイトレーダー毎に選ぶツールは違っても、必ず「試す」「選ぶ」「使いこなす」事が必要です。
自分の道具に拘りが持てなくて、どうして強いデイトレーダーになれるでしょうか?
デイトレには必須の道具です。
これを「手数料」だけで選んではいけません。
最低でも5社くらいには実際に口座を開き、執行ツール、チャート、レポート等の情報から、実際にサービスの質まで比べる必要があります。
口座を開くだけでも「顧客」としてかなり貴重なレポート等を入手できる場合もあります。
私は「注文用」「チャート用」「情報用」などで、8社の証券会社を使い分けています。(3社はたまにしか使いませんが。)
口座を開くだけなら無料なんですから、口座が一つしかないなんていうのは、怠慢にすぎません。
手数料は勿論大事ですが、使いやすさやスピード、信頼性など総合的に選びましょう。
証券会社も生き残りに必死ですから、一度使って駄目であったとしても、数ヶ月後には「大変身」を遂げている事もあるので、たまにはチェックしてあげましょう。
私はトレード毎に、「逆指値が使えるツール」の1社と「より、手数料の安いツール」数社を使い分けています。
また複数の会社に資金が分散してあると、ポジションを保有したままシステム・ダウンしてしまった場合、別の証券会社で「両建て」する事も可能になります。
システム・ダウンによる損失は、証券会社が補填してくれる場合もありますが、かなり限定的なものですので、必ずしも救済されない事を前提に、「不足の事態」への自衛手段を用意しておく事も大事だと思います。
まぁ、ある程度のリスクを取らねば、トレードなんてできないのも事実ですが、、、。
トレードに必要なツールの中でも最重要と言えるでしょう。
私はカブドットコム証券のkabuマシーンを選びました。
(マネックス証券でも同じツールを提供していますが、若干月額費用が高くなります。)
Eトレや楽天のチャートとは比べ物にならないスグレモノであり、月額千円程度の使用料なんて、まるで問題になりません。
仮に10倍に値上がりしたら、さすがに代替のサービスをちょっと真剣に探すかもしれませんが、やっぱり戻って来ると思う。
それほどのツールです。
多くの機能が、トレード機会の発掘や判断の助けになりますが、まずチャート単体の見易さだけとっても「ピカイチ」です。
デイトレの場合、同時に複数の銘柄を監視できなければ、エントリーのチャンスは激減してしまいます。
以前は松井のディーリング・ブラウザ(以下DB)で複数の銘柄を監視していましたが、このkabuマシーンに比べたら、全くお話にもなりません。
これが同程度の月額で提供され、DBにもまだそれなりにユーザーがいるのがネット世界の不思議なところです。
こうしたツールが、例えば家電量販店などで実演販売されていれば、一気に勝負がついてしまうでしょう。
kabuマシーンが3000円なら、DBはせいぜい500円程度の価値ではないでしょうか?
マケスピのチャートなんて、「無料コーナー」で配っていても、ほとんど無視されるでしょう。 (ただし、日中の分足データをダウンロードできるのは、私が知る限りDBだけ※であり、このデータを使ってシステムトレードのバックテストができます。私も含め、こういう事に興味がある人には、まだDBの存在価値があるでしょう。)
※これまたマネックス証券で異名同ツールを提供しています。
完全に同じかどうかまではチェックしてませんので念の為。
ゴマンとありますが私は利用した事がありません。
「そんなウマイ話は無いだろう。」という、私の先入観の為です。
使った事が無いので、良し悪しのコメントは控えます。
「マイ・ツール」既に本ブログで紹介しているので、そちらをご覧頂きたいと思います。
これが有ると無いでは「雲泥の差」だと思います。
自作に挑戦される事をお勧めします。
私の場合、極普通のA4ノート3台と「光」(2009年頃からKDDIの光に引っ越しました)で、つつましくやっております。
どのノートが1台壊れても残る2台でバックアップ可能ですが、通信回線が切れれば即アウトです。
実際、テプコのメンテナンスとやらで、通信が終日ストップした日がありました。
ポジションをとった直後、9時20分ごろにいきなりストップしました。
事前告知が殆どなされていなかったので「激怒」してしまいましたが、事前対策を行っていなかった私にも責任があります。
この投稿を契機に、ADSLででもバックアップを確保しようと思います。
あまりお金をかけてもそんなに成績に影響があるとは思ってない私ですが、ぜひ自分で納得できる環境を構築して下さい。
ついつい長くなってしまいました。
あなたの道具も、ぜひ見直してみて下さい。
従って、株式市場に関して書いたこの記事の内容は、現在ではすでに「過去のもの」になっている可能性があります。
「何が重要か?」という事に関しては、現在もあまり変わりはないと思われますが、提供されているサービスは、内容も質も、大きく変わってきている可能性が大です。
個別株で頑張ろうとお考えであれば、上記の「お勧め」は参考程度にして、ご自身で探し、確認される事をお勧め致します。
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