前回の記事でご紹介した内容は、私のブログやセミナーメールを愛読して頂いている方にさえ、あまりにも異常過ぎて、意味が頭の中を素通りしてしまった場合が少なくなかったようです。
並のトレーダーが、
「いかにして、もっと稼ぐか?」
とか考えているというのに、彼(ペンフィールド氏)は、毎回のトレードで、
「今回こそが、過去最悪のトレードになるのだ!」
と自分に言い聞かせながらトレードしていると言うのですから、
「???」
になってしまったとしても、無理も無いと思います。
なので、少しだけ難度を下げた、私の「意訳」をご紹介したいと思います。
私はトレードを継続すると言う事が、
「快楽を求める」
という事とは真逆の作業である事を知っている。
トレードを続けるという事は、常に痛みや悔しさを心に「チクチク」と生々しく感じながら生きていくという事に等しい。
負ければ、当然痛みを感じる。
更に、何連敗するかなんて知る術(すべ)も無い。
勝っても「もっと利を伸ばせたのに!」と悔しい。
100%満足できるトレードなんて無いに等しい。
ポジションを取っていない時に限って、知らぬ間に絶好のトレードチャンスが発生した事を後で知り、悔しい思いをする。
収支がプラスだといっても、自分が投入した努力や、我慢してきた苦痛や悔しさに比べたら、極めて控えめな額でしかない。
それでも私は知っている。
トレードで「成功する」という事は、そうした痛みや悔しさに耐え続ける事に、
「十分見合うのだ!」『システムトレード 基本と原則』ブレント・ペンフィールド著 P.357より
いかがでしょうか?
私なりに要約すると、こうなりました。
かなり変態的な思考である事は確実ですが、デイトレーダーに求められる思考の本質が
「これでもか!」
とばかりに濃縮されています。
ぜひ「判ってみよう」と、前向きに読んでみて下さい。
前回「デイトレに役立つ「ド変態思考」のススメ(前編)」に戻る。
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