昨日(2009年12月4日)の日経平均は、ほぼ1万円ジャストの「同時」で引けました。(同時とは、始値と終値がほぼ等しく実体部分が極端に短いローソク足の呼称)
「同時」というのは、「迷い」を示しトレンド転換点となる可能性が高いと言われていますが、もしトレンドを継続する場合には、それまでの「上げ疲れ」「下げ疲れ」に対するエネルギー充填日的な働きをします。
5営業日連続で1000円も上昇すれば、普通なら「クラクラ」っと貧血状態になっても仕方のないところですが、12月4日は「下ひげの同時」となり、まさにエネルギー満タン状態で来週週明けを迎える事ができます。(ひげは、その方向へ動く事への「否定」と覚えておきましょう。)
また12月4日の米国では雇用状態の予想外の改善が報じられました。
それに伴ってドルが買われ、米国株に限って言えば必ずしも朗報とは言い切れないのですが、日本株にとっては、アメリカ経済が体力を取り戻すと同時に円安となり、良い事ずくめに私には思われます。
実際、シカゴの日経平均先物は10200円を超えて引けており、来週の日本市場がギャップアップで始まるのは必至と見られます。
10200円の位置は、一目均衡表では「雲抜け」であり、更に8月以来の下落トレンドライン・ブレイクでもあります。
(「スパンモデル」をご存じの方なら、更にもう一つ極めて重要な買いサインが出つつあるのが見えると思います。)
また、急騰を必至で耐えて来た空売陣営も、10000円をギャップアップでクリアされては、さすがに観念して買い戻すしかないのでは?
という事で、来週週明けは大幅上昇間違いなしとしか私には思えないのですが、常に相場は想定外の事が待ち受けていますので、固定観念を排除し気を引き締めてがんばりましょう。
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