昨日、ヤフーの方の私のブログに「中野」さんというペンネーム(本名?)で、一杯のコメントを頂きました。
株を、賭け事だと思う間は、やってはいけない。そんな甘いものではないから。株を操作している集団は、冷酷極まりないプロ中のプロ、そのプロを相手に、ちょっくら儲けようなんて考えで始めたら、ヘビー級のプロボクサーに赤ん坊がかかって行くようなもの。一発でダウン。先ずは、政治経済、チャート、株価分析、を勉強をしてから、そうでないと、ババ(株券)を掴むか、証券会社に儲けさせるだけですよ。 先ず、相手の恐ろしさを知っった上で、対処方法を考える、相手の出方を知らずに、また準備無しには戦えません。村上も、ライブドアも、テポドンも、逮捕&発射、このぐらいは想定内です。
私が「必勝法」なんて書いているんで、お気に障ってコメントされたのか、或いは「ブログ荒らし」が荒らしに来たのかと思いましたが、どうやら純粋に、
「株はプロが操作しているから、安易な気持ちでやってはいけない」
という事を、善意で警告されているようです。
私も、
「株を甘く考えるべきではない」=「自分だけは大丈夫とは考えてはいけない」
と書いて来ましたし、勉強が必要である事も書いて来ました。全く同感です。
しかし、政治経済の勉強が必要とは書いていません。
まあ、政治経済が解ってないよりは、解ってる方が良いとは思いますが・・
中野さんは数週間から数ヶ月(或いは数年)の期間でトレードされているのだと思います。
ネットトレードが出現する前は、投資額の3%もの手数料が必要でしたから、デイトレは個人ではほぼ不可能でした。
つまりスイングしか無かった訳です。
投資期間が長くなるほど、政治経済の知識や読みが必要になりますし、企業の財務状況、仕手の研究も必要になります。
と言うか、長い時間枠で株価が動くのは、結局そういった要素によるのですから、そういった要素の情報、知識がある方が絶対に有利なのです。
この事は、今でも全く変わりません。
それじゃ、圧倒的な情報量を持つ機関投資家等に対して、個人には勝ち目が薄いですよね?
「村上ファンドが何を仕込んでいるか?」
なんて解る訳ありませんよね?
デイトレのスイングトレードに対する優位性はここにあります。
デイトレでは、ファンダメンタルズの情報は殆ど無意味になります。
もしかして株の入門書でPERなんかの知識を得て、それを元にデイトレしてる人もいるかもしれませんが、全くばかげています。
仕手株は危険だから近寄るな?
ばかげています。
きっちり損切ができるのなら、仕手株の大きな値動きに乗らない手はありません。
仕手株であろうとなかろうと、株価がワープする訳も無く、チャートは正直に買い時を教えてくれます。
売り時はちょっと難しいですが、最初から「頭と尻尾はくれてやる」つもりで、トレイリング・ストップで株価を追跡すれば問題ありません。
デイトレでは、その株のファンダメンタルズ情報を多く持っていても、全く持っていなくても、同じ土俵で勝負できるのです。
資金量では機関投資家の圧倒的優位は変わりませんが、図体がでかい分、不利になります。
個人は小回りがきくので、機関投資家より簡単に利益を出す事ができます。
ただ、武器は持って下さい。
私はチャートです。板が武器の方もいるでしょう。
一応マーケットは「戦場」なので、丸腰でうろうろすべきではありません。
なのに「丸腰でうろうろ」が本当に多いです。
ヘルメットや防弾チョッキもお忘れなく。
「損切」が最大の防御です。
ちょっと長くなりすぎました。
デイトレーダーを志すからには、デイトレやスイングといったスタイルに対して、自分はどういった優位性があるのか、優位性を獲得できるのか、何を目指すのかを、常に考えている事が重要だと思います。
なんでもかんでも「株」で一くくりにしてしまうという事は、優位性の獲得を放棄する事と同じです。
中野さんに解って貰えたかな?
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