もしもデイトレの週間の収支がマイナスなら、何かを根本的に変える必要があります。
でもそこで「手法を変えて実弾を発射する」という安易な方向に流れてはいけません。
実弾を発射しながら手法を試すというのが、ブタトレーダーの典型だからです。
実弾を発射しながら手法を試すと、
「負けたら、また手法を変える」
という事の繰り返しになってしまいます。
デイトレで勝つために必要なのは、
という事です。
負けても平然と受け流す不変のデイトレ手法が必要です。
負けトレード = 間違ったトレード
というブタ・トレーダーの思考から脱却する必要があります。
かつて、私自身がそのブタトレーダーの典型でした。
「デイトレの基本的な事は理解している。
デイトレーダーが知るべき事は知っている。
後は、手法を微調整して勝つだけだ!」
そう思って毎日頑張り続けたのですが、なぜか収支がプラスに転じない。
それは、負けトレードを(無意識的に)否定していたからです。
ブタトレーダーは目の前のトレードしか見えません。
だから常に勝つ事しか考えられず、負けたらそれは手法が間違いという事であり、修正し続けるしかありません。
どんなに優れた手法でも、負ける場合も必ず有るので、その度に手法を修正していたら、この悪循環から永久に抜け出せません。
手法を変えている間は、絶対に勝ちトレーダーにはなれません。
平常時には負けトレードの必然性を理解しているつもりでも、
「実弾発射しながら手法を試す」
をやっている事自体、無意識レベルで負けトレードを否定している事だとは言えないでしょうか?
「ペーパーでは、本気になれない」
といって実弾トレードしかできないトレーダーは、むしろペーパートレードで優位性獲得にまい進しているトレーダーより、狼になる事に対して
「本気度が低い」
とは言えないでしょうか?
『週間収支マイナスなら、何かを根本的に変える必要がある。』の「何か」とは、
こうした「本気度」の事を指しているのです。
最近のコメント