お金に集まってきてほしい、つまりお金持ちになりたいのであれば、お金そのものを丁重に扱う習慣が欠かせないという事を前回書きました。
ヨレヨレの二つ折り財布をお尻のポケットに入れたまま椅子に腰掛ける「お金持ち」ってイメージしにくいですよね?
お金持ちになる為のお金との接し方として、次に意識すべきなのが、
「借金は、しない」
です。
消費者金融のCMで「ほのぼの」とか「はじめての」とかを連呼して、
「もっと気軽にお金を使いましょうよ。私たちが簡単にお貸ししますから。」
って宣伝していますが、それに乗せられてはいけません。
どんなにソフトなイメージでも、
借金は借金
~~~~~
です。
持っているお金がお金を呼び集めてきてくれる状態を維持しているのがお金持ちです。
持っているお金がお金を呼び集めて他人に返済しなければならない義務を負う借金を、テレビのCM等に幻惑されて安易にしてはいけません。
お金を安易に借りてしまうと、お金の値打ちが判らなくなり、お金の使い方がルーズになります。
既に借りてしまってたら仕方ありませんので、1日も早く完済して下さい。
消費者金融のサービスに乗って返済をゆっくりしていると、それが当たり前になり、借金を重ねる可能性が大きくなります。
それでもお金が足りなくなると、別の消費者金融から借りたりして簡単に多重債務者に転落してしまいます。
多重債務者になるのは簡単ですが、そこから抜け出すのは至難の業です。
「ほのぼの」とか「はじめての」とかで敷居を低くして顧客を増やすのは、一人でも多くの人に借金に慣れてもらって、できれば多重債務者になってもらって、どんどん貧乏になっていく人を作る為です。
顧客が貧乏になればなるほど、貸している側には大きなお金が流れ込んできます。
日本では今、十人に一人以上の割合で消費者金融のお世話になっており、百人に一人以上の割合で、多重債務者がいます。
誰も最初から多重債務者になろうと思って消費者金融からお金を借りたりはしないでしょう。
でも貸す側としては、あらゆる手をつくして間口を広く明るく見せ、一人でも多くの多重債務者を作り続けたいと考えているのです。
「私は消費者金融から借金なんてしない!」
と言い切れるとしたら素晴らしい事ですが、クレジットカードくらいはお持ちなのではないでしょうか?
クレジットカードで買い物をして、金利を乗せて返済しているとしたら、本人は意識してなくとも、立派に
「借金生活」
をしている事になります。
「リボ払いなら、毎月の返済が一定で便利!」
なんて口車にのせられてリボ払いが常態化しているとしたら、事態はもっと深刻かも知れません。
その人の持つ「購買力」が、リボ払いで格段に大きく膨らむからです。
まあ、海外旅行の時とかネット決済時のクレジッカードの便利さをお金で買っていると理解すれば、わざわざ解約するほどの事ではありませんが、
「借金で消費を促進している」
という事がないかどうかは、常にチェックして下さい。
お金の無駄遣いほどお金に嫌われる事はありません。
テレビCMのイメージ戦略等には踊らされないで下さいね。
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