デイトレーダーの仕事は2つあります。
2)デイトレの優位性について、勉強、研究、考察、実験、検討・・・と、様々な努力をする事
既に書いた事ですが、マーケットには、90%のブタ(負組)と、10%の狼(勝組)がいます。
2)は、自分がブタに属すのか狼に属すのかを様々な面から検証し、もしブタだったら、
「どうすれば狼になれるか?」
を考え、もし狼だったら
「どうすれば、もっと強い狼になれるか?」
を考える事です。
この作業はデイトレーダーとして生き残っている限り、一生続きます。
今日は、日経平均が大きく下げたので「デイトレ」で検索したブログを10件ちょっと見せてもらって来ました。
無作為に選んだブログですので、大変失礼ながら殆どは「ブタさん」かもしれません。
足跡を残してきましたので、このブログを見に来てくれた人に怒られるかも知れません。
でも私のブログは「少しでも多くのブタさんに、気づきをもって狼に変貌してもらいたい」と思って書いていますので、ぜひ怒らないで、前向きに読んでもらいたいと思います。
さて、10件ちょっとのブログの傾向として、圧倒的多数が
「どこまで下がるんだ~?、どこで底打ちだ~?、
早くリバウンドしてくれ~~!」
と願っていると言う事実があります。
この傾向は、多分株のトレードをしている人全体の傾向と思われます。
マーケットには、割合からいえば「買い」から入る人が圧倒的に多いのです。
様々なニュースが飛び交い、それに対してブタさんの群れは、一斉に狂喜し、一斉に青ざめ、一斉に狼の餌食になります。
狼は、このブタの大群の動きを一段高い所から眺め、チャンスを狙いすまして飛び掛ります。
けっしてブタの大群と一緒に走ったりはしません。
多くのブタさんは「売りから入る」という牙を持ちません。
上げ相場でチョコチョコと積み重ねた利益は、下げ相場で一気に失い、遅かれ早かれ狼の餌食になる運命が待っています。
「売り」という牙を持っている狼は、指数が上がろうが下がろうが、大きな値動きを大歓迎し、ごっそり利益をものにします。
全てに当てはまる訳ではありませんが、殆どの場合「少数派」に優位性があります。
「売り」を得意とする人は「買い」ばっかりの人より遥かに少数派です。
あなたは、どうなのか?
今一度、真剣に考えてみる価値があると思います。
投資家であれば「有望な会社を見つけて投資する=買う」のは、むしろ当然と言えるでしょう。
でも、私にはそれが「投資と投機を混同している」としか思えないのです。
なぜなら、株価が上がったら売って儲けたいと思ってますよね?
逆に下がれば失望しますし、損失覚悟で損切するかもしれません。
それって「投機」なんですよ。(「投機と投資【意味を混同しないだけで得られるデイトレの優位性とは?】」参照の事。)
投機なのであれば、機を見て上がると思えば買い、下がると思えば売らねばなりません。
でも多くの参加者は自分を「投資家」と思い込んでるから「買い」しかできない。
デイトレーダーが自分の事を「投機家」と正しく理解しているなら、「買い」しか知らないブタトレーダーに対して「売りから入る」という優位性を活用しない手は無い訳です。
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